ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「頭に来てもアホとは戦うな!」  田村 耕太郎

まさに現代実社会版『孫氏の兵法』
何気なく売れているから、という理由で買って読破しましたが、最近読んだ本の中では一番お気に入りになりました。多分これから何回も読み返すんだろうなーと思います。
時間もエネルギーもタイミングも、たった一度の人生を思いっきり楽しむための、限られた財産。それを「アホと戦う」というマイナスにしかならない使い方で無駄に消費するな!というのがこの本のポイントだと思います。

頭に来てもアホとは戦うな

※2018年11月4日現在では60万部を突破していました。(購入時点では25万部)

この本でいう「アホ」とは、仕事でわざと人の足を引っ張ってくる人、他人の評価を落として、自分の評価を高くしようとする人、悪口を言ってくる人、嫌がらせをしてくる人、暇つぶしにからかってくる人などなど、つまり人格者で無い人のことです。そういう人たちは、必ずどこの会社にもいます。それが上司や同僚、後輩にいるとやっかいです。

そんな「アホ」な人たちと戦わずに仕事で成果を出す方法。張り合わずに、自分のために利用する方法。著者の体験から具体的な方法や技が面白おかしく書かれています。
大切な自分の人生を、もっと素晴らしいものにするにエネルギーを注ぐんだ!アホは相手にするな!!そんな当たり前だけどできていない自分に喝(かつ)!を入れてくれる本当にいい本に出合えました。「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」がたまに表れてしまう方にはぜひとも読んでいただきたい1冊です!

 

著者は第1次阿部政権で、内閣府大臣政務官(経済財政・金融・地方分権担当)をつとめる。元参議院国土交通委員長。前大阪日日新聞代表取締役社長。エール大学、ハーバード大学ランド研究所でも研究員を歴任。早稲田大学慶応義塾大学大学院、デューク大学法律大学院、エール大学経済大学院を各修了。オックスフォード大学AMP及び東京大学EMP修了。とかなりスゴイ経歴の方ですが、とにかく政治家時代には著者も血の気が多いタイプで、色々な人とムダに戦ってしまい、痛い経験もしてきたようです。並みの人生でないから並みの戦いでは無かったと思いますが、その中で学ばれた仕事の仕方、人との付き合い方、人生の歩き方、アホへの対処の仕方が実に勉強になりました。

 

ポイントとして、

・悔しい過去にこだわり、未来を犠牲にするか、それとも、成功するための心理に集中するのか。

残念ながら日本のような嫉妬(しっと)社会では「アホ」が出世しやすい。能力ある人格者は出世する途中で多数のアホにつぶされる可能性が高いから。アホはアホを気持ちよく支持する。つまり、アホは厄介な敵。そんな敵を増やした代償が、気分が晴れるということだけなんて、全く釣り合わない。

一度しかない人生の貴重な時をそんなことで無駄使いしてはいけない。

 

成功者は無駄に戦わない。戦うべき時と相手を選ぶ。

戦うべき相手は人間関係で「くよくよ悩む自分」「腹を立てる自分」

 

神経をすり減らさないための第一のポイントは「自分にもっと関心を持つこと」

これからは、自分が本当に何がしたいのか?そのために何が必要なのか?そっちに専念した方がいい。それがわかれば、他者のことを気にする暇なんてないことがわかる。

 

戦うべき相手は、「アホと戦う」なんてアホなことを考えてしまう自分のみ。

 

・自分のほうが頭がいい、知識がある、と思っている人間のやる行為は、逆効果が多い。頭はいいかもしれないが愚かだ。

自信があるときこそ、自身のある人こそ、謙虚に対応するべき。危機感を持って対応するべき。それは洋の東西、何事にも言えることだ。

 

・「質の高い仕事をする」というプライドを持ち、手抜きをしたい自分と戦いながら仕事を続けていけば、相手が馬鹿にしてなめてくるようなことはない。それでもなめてくるような相手とは仕事をしなければいい。

プライドやメンツをつぶされた?それがどうした?

そんなもの どうでもいいのである。

 

・自分がコントロールできることだけに時間もエネルギーも集中するべき。
他人の気持ちはコントロールできない。おせっかいほど危険なものはない。

 

・「等身大の自分」を冷静に見極めよ

たった一度の奇跡のような人生を思い切り使い切るために、最も無駄であり、「百害あって一利なし」なのが、妙なプライドである。これを断ち切るためには、常に等身大の自分を冷静に見つめ、そこから離れず、目標に集中すること。

褒められたらありがたくいただく。が、しかし、妙な自信やプライドはもたない。

 

・花を持たせる

まず頭に来たら、相手に花を持たせていい気分になってもらうことだ。頭にきた人間にこそ、笑顔ですり寄って物事を頼んでみよう。頭に来ることがあっても、権力がある人材ほど、まずは花を持たせてあげる。

そのためには、相手の攻撃やいじめにやられているフリをすればいい。「やられた」「勝てません」という姿を見せるのだ。ダメ元で構わない。

無駄に戦って敵をさらに難しい敵にしてしまって将来を危うくするより、敵をこちらの味方にして自分のために利用したほうが生産的。そして相手を最高の味方にすることで、溜飲が下がる(気が晴れる)だけでなく、未来も明るくなる。

本当に自分のやりたいことにフォーカスする。そうすればアホにでも頭は下げられる。

 

・瞬時に反応してはいけない

即答するなということで、ずっと溜めておくということではない。それは精神衛生上とてもよくないこと。相手の前では表情を変えず、受け止める。そしてどこかで思い切り爆発させて処理することだ。

とにかく、カッとした怒りは瞬時に液体窒素で凍らせるように余裕をもって”にっこりと笑い”どこか遠くへ持っていって爆発させる。そのあと、すっきりした頭で冷静にやるべきことを考えるのだ。

超ベストセラー「7つの習慣」にも同じような考え方が書かれています!

 

・カッときたら幽体離脱

カっとしたときほど、自分の肉体を離れて
自分を上から見る自分を強く意識するようにする。

相手がいて、自分がいて、衝突しようとしている構図を、すっとそれこそ3Dで上から時間を止めてみるのだ。それで「我に返れる」。そして冷静になれる。

大事なプレゼンやスピーチなどでも、この技を身につけると、緊張せずに”自分の前に座っている聴き手”の視点を持てるようになる。どこがポイントか理解しながら、いい話ができるようになる。

訓練が必要だが、人生をストレスなく楽しく謳歌(おうか)するためには最高の武器になるのでおすすめである。

 

・人生で一番大切な能力とは?本当に頭がいい人とは?

単なる頭の回転ではない。記憶力や発想力だけではない。

「相手の気持ちを見抜く力」である。

この能力を持つ人が一番賢い人であり、この力さえあれば、あなたの人生は「鬼に金棒」である。

世の中にインパクトを与えたいなら、まずは力を持つ人の気持ちを理解し、巻き込み、動かすことが必要になる。

どんなときでも、まず相手の気持ちを考えることから始める。そうすれば、アホと戦う必要はなくなる。この能力を訓練して身につければ、アホをも自分の目的のために動かせるようになる

 

・理屈よりも感情

デール・カーネギーの『人を動かす』で、「他人を動かす」3原則をざっくり言えば、

①非難するな
②認めよ
③相手の欲しがるものを理解せよ

①と②は当たり前のスキルである。

人を動かしているのは感情であって、理屈ではない。

論破しても、相手は動かない。そういうことをされたことを「バカな屁理屈で、人前で恥をかかされた」と憎しみとともに一生忘れないのがオチ。

アホ相手でも全く同じで、苦手な人間にはさらに丁寧に接するべき。そしてリスペクトしているところを強調する。「最後に相手の欲するものを相手の立場で考えて見つけ、それと自分の利害を共通のものとするのだ」

 

・困っていなくても困った顔をする

・淡々とこなす者が最後には勝つ

いいことがあっても平然とする。逆にショックなことがあっても堂々とする。

 

・ものをシニカル(皮肉的に)見る

脳は使えば使うほどよくなる唯一の臓器だから。

 

・相手を持ち上げるために頑張る姿勢は潔(いさぎ)よいと考える

やりたいことがあって、やれるチャンスが来たら、他人にどう思われようが、そんなチャンスをくれる人に徹底的に忠誠を誓って権力を手に入れようとする。それは汚いことでも、ずるいことでもない。潔いことだ。そこまでやるのが「本気」というもの。

 

・会社での飲み会は、「好きか嫌いか」でなく「いいか悪いか」を優先する。

1次会で密に交流してお別れというのが賢い参加の仕方。

 

・死ぬときに後悔すること

「他人の期待に応えようとするばかりの人生ではなく、自分が真に生きたいと思う人生を生きる勇気を持っていたかった」

『死ぬ瞬間の5つの後悔』よりそのトップの内容。

 

著者曰く
「私が知る限り、少なくとも成功する人は善悪ではなく、心理を追求している。いい人生を送りたかったら、善悪の判断はできたほうがいいが、善悪、もっといえば勧善懲悪(善をすすめ、悪をこらしめる)を人生に期待してはいけない。悔しい過去にこだわり、未来を犠牲にするか、それとも、成功するための心理に集中するのか。過去を引きずるより、もう終わったことにしたほうが傷は浅いのに、悔しさを晴らそうと、さらに過去に時間とエネルギーを投資してしまう。こういうことが最も無駄なのだ」

 

この本では本当に勉強になることが多く、本文には線を引きまくってしまいました。今後ビジネスマンとして働いていくうえで、本当に必要な「前向きな考え方」が書かれています。孫氏の兵法の中でも有名な「敵兵と戦わないで屈服させることこそ最高の戦い方である:非戦の書)とうものがあります。それを進化させた「敵と戦わず屈服させるだけでなく、その力を自分の目的を達成させることに利用する」ことがこの本には書かれています。これからこの本は私のバイブルの1冊になりそうです。ぜひおススメです!

 

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