ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「あの人はなぜ、東大卒に勝てるのか?」論理的思考のシンプルな本質  津田 久資

考える力を磨けば、エリートに勝てる。
たとえ、どれだけ勉強が苦手だろうと、どれだけ知識がなかろうと。
そんなフィールドがいまの世界では増えつつある。しかし、「学ぶ」のフィールドで勝負している限り、必ずその先には東大卒のような学歴エリートが立ちはだかっている。

だから、学ぶよりも「考える」、「自分の頭で考える」、そして自分で発想したアイデアで競合に勝っていくのだ。ありがたいことに時代はそういう時代になってきている。

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学歴の壁を突破してライバルに勝ちたい人、そして、学力はあるのに仕事で敗北を味わい続けている(かつての著者のような)人には、まさに打って付けの本です。そういう人たちに役立つことばかりをこの1冊に著者はまとめてくれています!

「みんながほしがるのに、みんなが見過ごしているもの」についてのアイデア。そしてそれをあなたが拾い上げた瞬間に、周囲の人が、「なんだ、それなら自分も思いつけたよ~」「しまった!先を越されたー!」と地団駄をふんでくやしがるようなアイデアを出せるようになればいい。
それにたどりつくための「頭の使い方」がこの本のメインテーマです。

 

著者自身も灘高校から東大法学部に入学したエリートであり、学生時代は勉強ができていたので、「自分は頭がいいのかも・・・」と思ったことがあったそうです。ですが、一流広告代理店の「博報堂」や戦略コンサルファームの「ボストン コンサルティング グループ(BCG)」で働く中で、いやになるほど敗北を味わった。

そして、「なぜ自分が負けたのか?」「なぜ相手が買ったのか?」を考える機会が、著者には幾度となくあった。その結論としてたどりついたのが、本書のサブタイトルにもなっている「論理思考のシンプルな本質」であった。

「ビジネスで勝つためには、どんな考え方をすればいいか?」について、この本でクリアに理解できます。

 

ポイントとして、

・ビジネスの戦場では、知識量や学力よりも、やはり「多くの人が思いつけないこと」、「周囲の人が発想できないこと」を先に探し出せる力が決め手になる。

 

・アイデアが出ないとき、何が不足しているのか?
結論からいうと、「論理思考の力」である。
しかし、「発想の力=論理思考の力」という式に違和感を覚える人が多いだろう。

なぜか、

他人のアイデアに負けた時、私たちはふつう
①知識の量が足りなかったから負けた
②ひらめきの力が足りなかったから負けた
と考えることが圧倒的だから。

つまり、「論理がたりなかったから負けた」とは考えないだろう。

しかし、

ビジネスについて言えば、知識の量やひらめきの力が敗北の原因となっているケースというのは、じつは以外に少ない。

「競合に打ち勝つアイデアは、論理思考から生まれる」・・・これがこの本を貫く思想である。

 

「でも  なぜそう言えるの?」と聞きたくなります。実際私もかなり知りたくなりました。

この本にその答えが丁寧にわかりやすく書かれています。
「勝つための思考の作法」を教えてくれます。かなり役立つ考え方です!

 

・「頭がいい人」の条件がシフトしてきている
「考える」ことをやめ、「学ぶ」ことに徹することが、これまでの「頭がいい人」の条件であった。しかし、現在は違う。

「頭がいいい人」の条件は、たくさんの知識をインプットしているかどうかではなく、物事を考え抜く力があるかどうかに変わってきている。

 

・著者が「考える力」を本気で磨くことをすすめる主な理由。
①これまで磨いていない分、あなたの思考力には「のびしろ」がある
②知識志向を抜け出せないライバルに対して「差」をつけやすい
③知識は膨大で複雑。思考の本質は「シンプル」

 

・アイデアの戦場は「しまった」が9割である
①自分も発想していたが、競合のほうが実行が早かった
②自分も発想しえたが、競合のほうが発想が早かった
③自分にはまず発想しえないくらい、競合の発想が優れていた

この3つの敗北のうち、思考力による逆転が有効なのはどれだろうか。

言うまでもなく②の敗北である。この②の「しまった」がどの戦場でも圧倒的に多い。
(ちなみに③は「まいった」である)

だからこそ、まずは「しまった」を減らすことこそが、あなたの勝率を高めるうえで最も効率がいいのである。

 

・スピードが速ければ速いほど、発想の質は高まる
イデアの質を高めたければ、発想を広げ、発想の「総量」を増やすことが重要である。
「スピードも大事だけど、やっぱりアイデアは質が大切」これは間違い。
「発想のスピードを上げること」とは「発想の質を高めること」に直結する。

→「ボツアイデア」が多い人ほど、クリエイティブである。
優れたアイデアを出せる人は、自分の直観力に信頼を置いていない。一流のクリエーターほど、愚直に考えて発想の数をギリギリまで増やしているのである。

 

・アイデアの数を増やし、発想の質を高めるためには、「バカの壁」を意識化することが欠かせない

解剖学者の養老孟子さんが名前をつけた「バカの壁」である。
(500万部超えベストセラー。教養として読んでおいて損は無し!です)

「壁」というのは、思考の対象になっている範囲(こちら側)となっていない範囲(向こう側)とをへだてるもの、「バカ」というのはその壁が「見えていない・意識されていない」ということを意味している。

 

・発想を広げるために、つまり「バカの壁」を意識化するにはどうすればいい?

答えはシンプル。

「自分がいま、何について考えているか」を明確にすればいい。
「自分が考えている範囲をはっきりさせる」ということは、その「外」に別の範囲が存在するとっ認めることだ。

これが全てだとは思っていないが、いまは差し当たってこの部分にフォーカスしている」と自覚しているわけである。

 

例:どんな自動車があるか?
軸の境界線には、メーカー、価格、排気量、色、生産国などがある。
ここからさらに発想を広げるには?また境界線を増やし、それぞれについて
もっともっと「狭く」考えればいい。
境界線を意識することで、発想のモレを減らし、自分たちの発想を天才に近づけることはできる。

 

・3つの要素で発想の質は決まる
発想の質 ≒ 発想の広さ = 
       ①情報量 × ②加工率 × ③発想

競合に勝つような発想をするためには、情報量(知識量)が多いだけでは意味がない。これらを組み合わせて、「アイデアの種」へと進化させることが必要不可欠。

単なる情報を組み合わせて、どれくらい潜在的なアイデアに書こうできているか、その割合を「加工率」と呼んでいる。

学歴エリートに多いのが、頭の中には膨大な潜在的イデアがあるのに、それを引き出す力(発想率)が極端に低い人というのがいる。そういう人は、他人がアイデアを顕在化させるたびに「そうそう、俺もそれは考えていたんだ~」と言ってばかり。

あの人はなぜ東大卒に勝てるのかメモ知的下克上

 

では、どうやったら上記の①情報量、②加工率、③発想率 を効率的に高めていけるだろうか。本書の中盤からはその具体的方法が書かれています。

 

さらっとポイントだけ

・「書いている」ときだけ「考えていた」といえる
   (以前ご紹介した「京大式Deep Thinking」に通じるものがある!!嬉しい)

エジソンは生涯3500冊のノートを書きつぶした。書かずに考えるのは天才だけ。

 

・言葉は「境界線」である

発想に「バカの壁」が入らないようにするのが、思考の質を高める最大の近道。そしてそのためには、自分が考えている範囲を意識しなければならない。では、その範囲を取り囲んでいる境界線とは何なのか。
この境界線の正体は「言葉である」

 〇「考える」とは「書く」である
 〇「言葉」とは「境界線」である

 

著者は、東京大学法学部およびカリフォルニア大学バークレー校経営大学院(MBA)卒業。博報堂、ボストン コンサルティング グループ、チューリッヒ保険で一貫として新商品開発、ブランディングを含むマーケティング戦略の立案、実行にあたる。
現在、AUGUST-A(株)代表として、各社のコンサルティング業務に従事。また、アカデミーヒルズや大手企業内研修において、論理思考・戦略思考の講座を多数担当。表層的なツール解説に終始することなく、ごくシンプルな言葉を使いながら、思考の本質に迫っていく研修スタイルに定評があり、これまでのべ1万人以上を指導した実績がある。

 

ポイントが本書でも多いので全てを紹介できませんでしたが、発想率を高めるための方法や、「本当によく考えたか」を確実に評価する方法、また発想の材料を増やす方法、発想の質を高める実践知、仮説→検証の繰り返し方など、仕事で役立つスキル、考えてライバルよりも速くいい発想ができるための方法を多数紹介しています。抽象的な話はほとんどなく、図を用いたりして具体的でわかりやすい内容です!イマイチ人よりアイデアが出るのが遅い!もっと「しまった!」を減らしていきたい!!と思った方は、ぜひおススメの本です!

 

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