ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間100冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「人を操る禁断の文章術(メンタリズム)」  DaiGo

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1つ質問です。
「あなたの思う、世界最高の美女とは?」
いきなり、こんな質問から始まります。
恐らくこの質問を読んだ瞬間、誰もが自分が思う世界最高の美女の顔を思い浮かべると思う。私ももちろん思い浮かべました。日本人でしたが・・・。

人を操る禁断の文章術 メンタリズム

「あなたの思う、世界最高の美女とは?」
この1行を読むと、誰しも ”想像し始める” というところがポイントなんですね。
これが写真だったらできないんです。

つまり、

読む → 言葉に反応する → 想像する

これが基本の仕組み。

文章はただ書くのではなく、読んだ相手の心を動かし、想像力を使ってもらうために書くというのが著者の自論。

 

そもそも文章を書くことが苦手な方、書いても人にスルーされる方、上司や部下やお客様に、自分の望むような行動をとってもらいたい方には、超具体的な内容が満載なので、ぜひ読んでいただきたいと思います。私もご覧の通り文章を書くのが苦手なので、この本をしっかり真似て、真似ぶ、そして学ぶにし、今後の仕事で役立たせようと思います!

 

著者はテレビでも大活躍されている方なのでご存知の方も多いと思います。慶應義塾大学理工学部物理情報工学科卒業、同大学院理工学研究科修士課程中退。ジェネシスヘルスケア株式会社顧問。大学の特任教授も務める。

 

トップセールスマンと呼ばれる人たちが、他のセールスマンと違うのは、お客様の
『心の準備』のために工夫をしているところです。
車を営業するとき、その性能や特徴を説明する前に
「どこへ行きたいですか?」「誰を乗せたいですか?」といった言葉で、お客様に車を乗っているところを想像させるのです。

 

文章によって読み手が想像をしてくれると、とてもいいことが起こる。

それは、相手の心を『準備OK』にできること

準備OKにさせて、試乗会に誘うことができれば、車を買っていただくことに近づきます。つまり

読む→言葉に反応する→想像する→行動を起こす

となるのです。

文章とは、読まれるために書くものではない。行動させるために書くものだ。

                           by DaiGo

 

 このあたり、以前ご紹介させていただいた「頭のいい説明すぐできるコツ」や「1分で話せ」、「いまの説明わかりやすいね!と言われるコツ」などに通じるものがあります。読書をしていて、こんなふうに違う本と同じ本質を発見できたとき嬉しいです。「東大読書」にそういったことが詳しく書かれていました。

 

ポイントとして、

・人を動かす文章が書ける3つのステップとは

ステップ①:「書かない」3原則を唱える
ステップ②:7つのトリガーから1つ選ぶ
ステップ③:5つのテクニックで書く

 

①「書かない」3原則とは?


「あれこれ書かない」
あれこれと内容を詰め込み過ぎた長文はすぐに飽きられてしまう。ねらう結果を1つに絞り込み、あえて短い文章にすることで、読み手の想像力を利用する。

「きれいに書かない」
美しいだけの文章、理路整然とした表面的な文章では心を動かせない。感情を込めた文章で、読み手の想像力を刺激し、感情を引き出す。

 

「自分で書かない」
自分の頭の中には答えはない。書く前の準備で、相手の読みたい内容、求めている言葉を探ること。それを提示できれば自ずと動いてくれる。

※本文では、具体的な内容が書かれていてとてもわかりやすいです。

 

②7つのトリガーとは?

 

トリガー1:興味
人は、退屈を嫌い、夢中になることには時間を忘れる。興味に触れれば、勝手に行動してくれる。

 

トリガー2:ホンネとタテマエ
人は、本音と建前を行き来しながら生きている。その狭間(はざま)に、突き動かされるエネルギーが詰まっている。

 

トリガー3:悩み
人は、悩みやコンプレックスを解消したいと思っている。悩みが解決できるとわかれば、必ず行動する。

 

トリガー4:ソン・トク
人は、「得したい」と思うより、「損したくない」という思いの方が強い。「損しませんよ」と安心させれば、行動させやすくなる。

 

トリガー5:みんなと一緒
人は、自分の所属しているカテゴリーから外れることを避けたがる。また、自分と共通点を持つ人に、強く影響される。
(以前ご紹介した「影響力の武器」に通じるトリガーが多いですね)

 

トリガー6:認められたい
人は、認めてもらわなければ生きていけない。プライドをくすぐれば、前のめりで読んでくれる。

 

トリガー7:あなただけの
人は、持っているものがなくなりそうになると激しく渇望する。また、自分だけ特別扱いされたがっている。

 

③5つのテクニックで書くとは?

 

テクニック1:書き出しはポジティブに
人は、第一印象の影響から逃れられない。書き出しを操作することにより、あなたの印象をアップさせる。

 

テクニック2:なんども繰り返す
人は、メッセージを繰り返されるほど、その内容にのみ込まれていく。ただし、使う言葉は変えること。同じ言葉は使ってはいけない。

 

テクニック3:話しかけるように書く
人は、文章よりも会話のほうが内容を覚えやすい。文章に会話の要素を入れることで、最高の誘導装置になる。

 

テクニック4:上げて、下げて、また上げる
人は、不安や嫌悪感などネガティブな感情に浸っているときほど、そこから逃れたい反発のエネルギーを抱えている。読み手の感情をわざと一度下げることで、より強い力で行動を誘導する。

 

テクニック5:追伸をつける
人は、達成した課題よりも、達成されなかったことや中断されていることが気になってしまう。文章を途中で1度完結させることで、メッセージを相手の脳に刻み込む。

 

著者は、大学在学中にイギリスのメンタリスト、ダレン・ブラウンのパフォーマンスに影響を受け、人間心理を読み、誘導する技術(曰くメンタリズム)を学び始める。年間3000冊以上読書することでも有名。本書は、人の心を操る「言葉と文章の絶対法則」を、著者が初めて明らかにした1冊です!。

 

この本には、上に記したポイントが1つずつ、詳しく例文を交えながら説明されています。最後の5つのポイントは明日からでも使用できるものばかりなので、さっそく社内文書やメールで実践して身につけようと思います。やっぱりアウトプットが大事ですからね。また7つのトリガーや「影響力の武器」よりも格段に読みやすくかかれていますので、こちらも即効性があります。「文章が劇的に変わる5つの方法」にも書かれていましたが、文章力は一度身につければ一生ものです!この機会にぜひ読んでいただきたいです。役立ちます!

 

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