ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「東大院生が開発!頭のいい説明は型で決まる」  犬塚壮志

勉強では公式を覚えて理解してから問題に取り組んで自分のものにしていきました。スポーツもまずはうまい人の動きをマネしてうまくなっていったと思います。時にはプロスポーツ選手のモノマネをしたりして。カラテや少林寺拳法等はまさに型を覚えますね。説明するのがうまくなるのも一緒なんだとこの本ですごくよくわかります。「考え方」、「聞き方」、「話し方」、「プレゼンの仕方」などの型を教えてくれる本はたくさん読みましたが、「説明の仕方」も”型”を覚えて達人になれるということで早速購入しました。

頭のいい説明は型で決まる

会社で上司に提案するとき、問題を共有したいとき、顧客へ商品の説明をするとき、部下へ仕事を任せるときなど、実に説明する機会は日々あります。そんなとき相手が理解してくれていない顔をしていると、説明していてこちらも悩みます。それが上司や顧客なら余計に焦ってしまいます。そんな体験を日々している方にお薦めの1冊です。これを読んで実践し、説明の達人になりましょう。

 

伝わらない知識やスキルは「ない」に等しいと言い切る著者は、高校3年生のときには偏差値30台で、勉強が苦手で周りの人に比べて理解は遅いほうだったと打ち明けています。しかしそのぶん、理解に行き着くまでのプロセスを、細かく分割しながら時間をかけてゆっくり眺めることができ、自分がしっかりわかっていることをわかっていない人に説明していくにはどうすればいいのかを考える機会を、他の人よりも多くもつことができたそうです。そして「習得できる説明スキル」を独自に開発し、当時最年少の25歳という若さで、業界最難関といわれる駿台予備学校の採用試験(化学担当)に合格しました。そんな説明の達人から型が学べる本なのです。

 

なぜ「あなたの説明はわかってもらえないのか?」ということに対して、私たちにあてはまることを第1章で説明されています。わかってもらう説明に必要な「たった1つのこと」や、わかってもらえない「3つの原因」、そして「そもそも”わかる”とは何か?」というところから”目からうろこ”の内容です。そして第2章からこの本の醍醐味である「わかってもらう説明の黄金フォーマット」について書かれています。

 

ポイントとして、

・わかってもらう黄金フォーマットとは、「IKPOLET法」である。

 

・「I」:Interest   → 興味をひく

人が誰しももつ”欲”と”恐怖”を刺激する。

 

・「K」:Knowledge → 聴き手のもっている知識や認識にアクセスする

説明しようと思っている知識やスキルを身につけてきたプロセスをいったんさかのぼって、あえて初心者の立ち位置に戻る。自分の深い”理解の穴”から出る。

 

・「P」:Purpose        → 目的を示す

その行為・知識習得の目的や意義を説明することで、相手の理解の方向性が

明確に定まり、相手の理解を最短距離でうながすことができる。本来の「目的」をちゃんと示し、目の前でやっている「手段」の本質的な価値をしっかり伝える。

 

・「O」:Outline   → 大枠を見せる

「森」という全体像と、相手が立っている現在の位置を教えてあげるだけで、わかってもらいたいゴールまでの距離や道筋がはっきりする。

 

・「L」:Link    → つなげる

そもそも人という生き物は「つながる」ということが大好き。Linkの「L」は、この”IKPOLET法”の中核である。因果関係は時系列を踏まえて、できるだけ直接的で関係性の強いものを優先的に選ぶ。つまり原因と結果の距離の近いものから説明する。

 

・「E」:Embodiment、Example、Evidence → 具体化、事例、証拠を示す

漠然とした抽象的な内容をわかりやすく説明できるかどうかは、具体的なイメージを相手の頭の中に描くことができるかどうかにかかっている。

 

・「T」:Transfer  → 転移

転移ができるというのはすでに身につけた知識や考え方を、他のシチュエーションで適宜使うことができる。できるだけ少ない説明で、より多くのことをわかってもらう。

 

上記したポイントは、ぱっと理解しにくい文章をピックアップしてしまっていますが、本書では1つずつ具体例を用いてわかりやすく説明されています。まさに「説明の型」の本!と感動します。

 

著者が駿台予備学校時代に開発した講座は、開講初年度で申し込み当日に即日満員御礼。その講座は3,000人以上を動員する超人気講座となり季節講習会の化学受講者数は日本一となっています(映像講義除く)。そんな著者は現在社会人向けビジネスセミナーの開発や講座デザイン、テキスト作成などを請け負う日本初の事業を行っています。その傍ら、教える人がもっと活躍できるような世の中を創るべく、現在は東京大学大学院で学習環境をテーマとした研究を行っているのです。

 

本書は「説明の型」である「わかってもらう黄金フォーマット IKPOLET法」のテンプレートが付いていることだけでも嬉しいのですが、他にも「できる人だけがもっている3つの極意」が書かれています。

説明のプロだから内容もやっぱりわかりやすいです。このIKPOLET法と3つの極意をここぞという時に実践していけば、絶対に”説明の達人”になれると思います。

日々仕事で説明が苦手だな・・・と思う方には本当に読んでいただきたいです。言い過ぎかもしれませんが、そんな方にとってはバイブル的な本になると私は思います。

 

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東大院生が開発! 頭のいい説明は型で決まる