ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「学習する組織」入門-自分・チーム・会社が変わる持続的成長の技術と実践- 小田理一郎

ヒューレットパッカードインテルサウスウエスト航空、ナイキ、フォード、ユニリーバなど、とても多くの企業が「学習する組織」を実践して業績を飛躍させていると書かれています。じゃあその「学習する組織」とはどういうもの?どのような実践をすれば「学習する組織」になるの?という疑問にわかりやすく答えてくれる1冊です。

学習する組織

どうすれば期限通りに開発ができるのだろう、どうすればプロジェクトがもっとスムーズに進むのだろうと悩んでいる組織の経営者やプロジェクトリーダー、マネジャー、チームリーダーにとっては良書だと思います。組織という集団の意識と能力を継続的に高めて伸ばしたい!と思っている方に是非読んでいただきたい本です。

 

世界250万部のベストセラー「学習する組織」(著者:ピーター・センゲ)のエッセンスを小田理一郎氏がまとめた本です。小田氏はオレゴン大学でMBAを取得後、米国企業で製品責任者・経営企画室長として10年間組織改革に取組み、2005年チェンジ・エージェント社を設立。人財・組織開発、CSR経営などのコンサルティングに従事しています。また著者は組織学習協会(SoL)の理事も務め、システム思考、ダイアログなどの普及推進を図っておられます。

 

学習する組織とは、

「目的に向けて効果的に行動するために集団として意識と能力を継続的に高め、伸ばし続ける組織」

と定義されています。この定義自体は難しい言葉を使っているわけではないので、わからなくはないと思います。ただ、目的を達成するために”集団としての意識と能力を継続的に高める”方法がわからず、多くの経営者やリーダーは悩んでいると思います。その方法を非常にわかりやすく、エッセンスとしてまとめてくれています。

 

ポイントとして、

・方法として、まずは「”学習する組織”を構築し、それを定着させること」が必要である。構築するためには、「組織の文化を特徴づける5つの要素がつながっている深い学習するサイクルをまわすことが必要」。

 

・学習サイクルを持続、定着させることが、”学習する組織”を定着させることになり、その方法が「3つの要素からなる”戦略の構造”となる学習環境をつくること」である。

 

・5つの要素とは、「信念・前提」、「慣行」、「スキル・能力」、「関係」、「気づき・感性」のことである。この5つの要素のつながりをわかりやすく本書では説明されています。またそのつながり・流れを本書では”深い学習サイクル”と呼んでいます。

 

・3つの要素とは、「基本理念」、「理論・ツール・手法」、「インフラのイノベーション」のことであり、各要素についても詳しく説明されています。特に「理論・ツール・手法」は、組織に関わる様々なものごとを読み解くために必要と本書では取り上げ、この「理論・ツール・手法」を構成している”3つの力”とそれを構成する”5つのディシプリンという体系化された概念を素人でもわかるように著者は説明してくれています。

 

・上記5つのディシプリンの1つである”システム思考”については、著者の専門分野でもあるため、なぜ期限通りに開発が終わらないのかという題材や、実際に起こった航空会社での事例をもとに、システム思考の内容と実践方法などが関連本に匹敵するほどわかりやすくその使い方が書かれています。このシステム思考をせずに対策を行っても、すぐに同じような問題が発生するというのは、本書を読んで強烈に納得しました。

 

「学習する組織」の著者ピーター・センゲは小田理一郎氏について、「”学習する組織”のツールと実践を日本の組織の文脈で導入することにおいて小田氏ほど幅広くかつ深い経験を持つ人はいない」と絶賛しています。また「小田氏は日本企業が直面しがちな課題を理解し、革新的なマネジャーがいかに課題に対処するかを見てきた。読者は頭でわかる以上の理解を得られるだろう」と序文でも述べています。

 

組織内で個々人に対して学習を促し、その延長線上としてチーム学習も推し進めてもイマイチ成果・結果が出ない、続かない、と頭を抱えている経営者、マネジャー、リーダーには何度も読み返していただきたい内容となっています。1度ですべてを理解するには濃い内容ですので、何度もじっくりと読み込んでほしいです。

 

外的な環境変化への適応力や復元力の強化、新しい戦略に向けて組織や業務を変化させる学習するプロセスを学ぶには最適な1冊です。

 

アマゾンで詳細を見る 

「学習する組織」入門 ― 自分・チーム・会社が変わる 持続的成長の技術と実践