ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「ハーバードのリーダーシーップ講義」  ロバート・スティーブン・カプラン

この本は、私が役職が上がったときに、もっとリーダーシップについてスキルを磨きたい!と本を模索していたとき、一番心に残った本です。リーダーシップに関する本はたくさんありますが、リーダーシップという「これが正解の定義」の無い言葉について
リーダーとしてのスキル・人間関係の築き方
孤立のリスク・良いリーダーになるためのツール
など、一番役に立つ内容が満載でした。
会社で昇進にあたって決意表明する際、この本の言葉を引用したレポートを作成・提出しましたが、役員の方も(1人だけですが・・・)「コピーしてスケジュール帳の表紙裏に貼らしてもらったわ」と言ってもらいました!!

ありがたやリーダーシップ講義!!

ハーバードのリーダーシップ講義

リーダーシップのあなたの定義はどんなものでしょう?リーダーシップは素質の問題じゃない?リーダーシップは習得できる?そもそもリーダーシップの定義は?リーダーシップで必要なことは?など、会社で役職が上がったり、プロジェクトリーダーや推進者になって、リーダーシップを発揮したい!と思っている方、おすすめです。


そもそもリーダーシップに役職なんか関係無いので、勉強して同僚に差をつけたい方など、まずこの本を読んでいただきたいと思います。私にとってはリーダーシップのバイブル的存在です。一過性のテクニックではなく、一生役立つとてもおススメの本です!

 

著者は、ハーバード・ビジネススクール元教授。2015年より、ダラス連邦準備銀行総裁。他にもインダバ・キャピタル・マネージメント社の共同設立者にして現会長。カンザス州出身。カンザス大学で学士号、ハーバード・ビジネススクールMBAを取得。ハーバード大学MBAプログラムではさまざまなリーダーシップ講座を担当し、管理職向けのプログラムでも教えていた。著書に「ハーバードの自分を知る技術」「ハーバードの ”正しい疑問” を持つ技術」がある。

 

この本には大きく5つの章で構成されていますが

①経営者マインドをもつ

②自分の殻を破る

③リーダーとしてのスキルを伸ばす

④真の人間関係を築く

⑤終わりなき旅をする

の5つです。

①から④は「具体的な動作として、どうすればどれができるようになるのか?」ということが丁寧に書かれています。


⑤に関しては、まず自分が本当にやりたい事を見つけるところから、どんなスキルをもっていて、何がやりたいのか?、自分にとって成功とは何なのか?、(誰かに押し付けられた夢ではなく)自分の夢を追いかけているか?自分の能力を開花させるためにどうしたいか?など、それらの質問に答えることができるようになるアイデアやいろいろな選択肢が書かれています。
自分を見つめなおす、一度立ち止まってこれからの事を考えてみることが読みながらできる良書です。

 

ポイントとして、

・リーダーシップを発揮するには、まず経営者マインドをもつ

自分の信念を言えるようになる。そして自分のその信念に従って行動する。日々の日常業務だけでなく、価値創造に力を注ぐようにする。さらに、経営者マインドを実践しやすい環境を築いていくことが重要。

 

適切で的を射た意見を述べたとしても、リーダーシップを発揮したことにはならない。もっと視野を広げて、自分がなすべきことは何かを考えること、つまり、経営者になったつもりでなすべきことを考えることから始まる。

 

意思決定者の立場で物事を考えなければならないので簡単なことではない。しかし、リーダーを目指す人にとってはそれが仕事。確信が得られるまで情報を集め、悩み、状況を分析し続けることが必要。それでも良い答えが得られない場合がほとんどである。それでも他の意見検討し、あれこれ考え、努力することが必要。しかもチームと協力して努力し続けることが重要である。

 

・自分の殻を破る

意欲的に学び「正しい疑問」を持ち、アドバイスを求め、孤立を避けることが重要。

リーダーはどんな過ちを犯しやすいかを知っておく。
質問力と学習意欲を常に備えておく。
リーダーは孤立しやすい。だからこそ孤立しないための対策を立てておく。
傷つくことを恐れずに行動する。

 

優秀な人のなかには、リーダーの地位についたとき、自分は全ての答えを知っていなければならないと思い込む人がいる。そんな思い込みは必要がない。
部下へも真剣に質問やアドバイスを求め、人の話を真摯に聴くことが重要。
質問力と学ぶ力を鍛えていないエグゼクティブは孤立する。
わからないことは質問する。勉強不足だと認める。自分をさらけ出す。そして孤立から抜け出す。

 

・リーダーとしてのスキルを伸ばす

二つのプロセスを積極的、かつ規則正しく行う。
①ビジョン・優先事項・方向性の確認
②自分を知ること

 

・真の人間関係を築く

人間関係で重要な3つのこと

①相互理解

②互いへの信頼

③互いに対する尊敬の念

※「愛情」はjこの定義には含まれない。同僚、友人、上司、部下などの周囲の人から愛されようと努力しても、持続的な人間関係を築くには、互いへの信頼、理解、尊敬の念のほうがずっと重要なのである。

 

上の1つか2つは満たすことができても、3つ全て満たしている人は少ない。だが、長続きする関係や、困ったときに頼りになる関係を築くには、これらの3つの要素がなければならない。

 

人間関係を築くには、

①自分をさらけ出す

②相手に質問する

③アドバイスを求める

この3つを普段から実践することで、良い人間関係はできていく。
アドバイスの中身の1つとして、「フィードバックを求める」
ことも重要。自分の強みや弱みを知るために、自分のことをよく見ている人からフィードバックをもらうようにすべきである。

 

著者は、リーダーとしての能力を向上させるための本を執筆していますが、著者の目標あ、実践しやすくて役に立つ手引きを提供することであり、人々がもっとスムーズにキャリアを築き、組織を運営し、それぞれの能力を開花させられるようサポートすることだと本文で述べています。

 

著者の上の話にもあるように、「実践しやすくて役に立つ」手引きを提供・・・とあります。まさに私の信念である「本当に役立つ本を紹介する」と合っています(ちょっと調子に乗り過ぎました(笑)。

リーダーシップに関するこの本を本棚に置いておく。そしてふと目が合ったときにパラパラっと必要なところだけ読み返す。そんなふうな読み方で一生、少なくともサラリーマンをしている間はこの1冊「必ず役立ちます」。ぜひ読んでいただきたいです!

 

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ハーバードのリーダーシップ講義 「自分の殻」を打ち破る

 

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「自分の殻」を打ち破る ハーバードのリーダーシップ講義

 

 

 

 

 

 

 

 

「『いまの説明、わかりやすいね!』と言われるコツ」  浅田 すぐる

この本は、以前ご紹介した「トヨタで学んだ紙1枚!にまとめる技術」(ビジネス書月間ランキング日本一、年間4位、世界5カ国翻訳出版というベストセラー)で有名になった浅田すぐるさんの本。本当に浅田すぐるさんの本は
「超 実践的」
です。そして読んだらすぐに使える、次の日から仕事で使えて成果がでる、どんどん使う、ますます使いこなせて仕事がはかどる。私の好きな本の中の1冊です

いまの説明わかりやすいねと言われるコツ

お客様にうまく「伝わらない」がために、仕事で成果がでない。
社内の人に「伝わらない」がために、希望の評価につながらない。
「伝わらない」がために、転職・独立がうまくいかず、理想の人生が歩めない。
また、考えがまとまらない、整理できない、論理的に話せないなど、そういった悩みをもっている方にはぜひ読んでいただきたい本です。


できれば「トヨタで学んだ紙1枚!にまとめる技術」かその「超実践編」を合わせて読んでいただきたいです。そうすれば本当に仕事用のノートに書く内容も変わって、仕事の進め方やアウトプットが良くなって、いい結果が出ます!

 

本当に著者の「トヨタシリーズ」のおかげで仕事がはかどるようになったので、発売記念セミナーにも参加して、この「いまセツ」に浅田すぐるさんのサインをもらってきてしまいました。↓

いまの説明わかりやすいねと言われるコツサイン


著者はトヨタ自動車入社後、海外営業部門に従事。米国勤務などを経験したのち、6年目で同社の企業ウェブサイト管理業務を担当。「伝わるサイト」へのカイゼンを実現し、企業サイトランキングで全業界を通じ日本一を獲得。その後日本最大のビジネススクールであるグロービスへの転職を経て独立。
現在は、独自の教育プログラムとして
”伝わる」思考×「1枚」の型ー1 sheet Frame Works”
を開講。人気講座となっている。

 

浅田すぐるさんらしく、本の内容も全て3つにまとまっています。だから目次を見るだけで、なぜみんな考えることや説明することに悩んでいるのか、これから何を習得するのか、どうすれば実践できるのか、などがスっと頭の中に入ってきます。その状態で本文を読むと一気に内容が理解でき、超実践型スキルが身についてしまいます

 

ポイントとして、

 

・なぜ、うまく説明できないのか?

 

理由①「動作」にできていないから

 

理由②「数」を増やしすぎるから

 

理由③「すべてカバー」しようとするから

 

・「わかりやすい説明」の条件とは?

 

ポイント①数を「3つ」に絞ること

 

ポイント②「構造」にはめること

 

ポイント③「動作」で伝えること

 

・どうすれば説明上手になれるのか?

 

方法①「3つの視点」で「情報を整理する」

 a:3C
 b:時間・空間・人
 c:アタマ・ココロ・カラダ

 

方法②「3つの構造」で「考えをまとめる」

 a:Why・What・How
 b:過去・今・未来
 c:松・竹・梅

 

方法③「3つの動作」で「伝える」

 a:ポーズをとる

 b:見せる

 c:指さす

 

・わかりやすい説明をサクサク量産できる「1枚」思考整理法『エクセル1』
紙1枚(できればB5以上の大きさ)とペン(できれば赤、青、緑の3色)を用意して、この型を使えばだれでも考えを「整理」して、「まとめて」、「伝える」ことができる。

 

「エクセル1」については、「超実践編 トヨタで学んだ紙1枚!にまとめる技術」に超わかりやすく書かれています!

 

 

著者は社会人になって以降、毎年、年収の1割以上のお金を自己投資に使っていました。なかには本当にすばらしい書籍や教材、セミナーもあったが、がっかりさせられること、あきれてしまうこと、憤りを感じることが多かったのも事実。


「いい仕事をしたかったら徹底的に考え抜こう(どうすれば徹底的に考え抜けるかは不明)」、「この50のテクニックで鬼に金棒です(そもそも50個も覚えられない)」「この法則にもとづいて働くことを習慣化すれば、だれでも残業は減らせる(肝心の、どうすれば習慣化できるかへの話は無い)」など・・・。

 

だからこそ、本当に実践で役立つビジネス書を書きたいと思うようになり、トヨタシリーズや、今回のイマセツを出版されました。抽象的な動詞で終わらせない。具体的で簡単な「動詞レベル」まで落とし込む。本当に「できるようにする」ことにトコトンこだわった著者だからこそかけた本だと思います。おすすめです!

 

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「1日10秒マインドフルネス」  藤井 英雄

この1日10秒マインドフルネスは、
何かしながらできるマインドフルネス
今年(2018年)のゴールデンウィークに本屋で出会った本です。それまでマインドフルネスとか瞑想とかには全く、1mmも興味がなかったですし、なにより有名人がやってるように何十分も瞑想する時間も無い。そんな時間があったらちょっとでも寝ていたい!!そんな感じで全く手を出していませんでした。が、、、
「えっ、10秒!?」
って思って買ってしまいました。
さすが定評のある著者だけあってわかりやすくて簡単。それでいて10秒で緊張やストレスが軽減するのを実感しました。かなり役立っているので紹介!!

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やる気を出して仕事 頑張ってるけど、最近ちょっとしたことでイライラする方、前より疲れを感じやすい気がする方、人前で話をするときにドキドキする方、大勢の前で何かすること自体がストレスになる方、すぐにネガティブ思考になる方、などにはマインドフルネスの入門書としてすごくいい本だと思います。瞑想といっても、この本で説明されているのは超シンプルな「マインドフルネス瞑想」という「呼吸」「歩く」「聴く」など日常で行っている行為に着目したものです。

 

瞑想が身体と心(精神)にいいというのは科学的にも証明されているらしいです。が、普段忙しくて何分も、ましてや何十分も時間をかけられないっ!という方には、絶対おすすめです。

やっぱり心(脳、考え、意識)と身体は ”呼吸など” でつなげることができるんだなーと実感・体感できるとても役立つ本です。たまにはこういう本もありだと思いました。

 

著者は精神科医で心理学・東洋医学・気の知識や情報をわかりやすくメールマガジンで発信している「心のとりせつ研究所」の設立者。日本キネシオロジー学院 顧問。40年の瞑想歴、25年以上のマインドフルネス瞑想の実践から、日常生活のなかで手軽にマインドフルネスを習得できる方法を提案。セミナーなどで指導、普及活動を実践してきた。そのわかりやすさと取り入れやすさに定評がある。長きにわたって多くの人のネガティブ思考による悩みを解決してきており、瞑想を説く精神科医として雑誌など取材も多い。

 

毎日の生活のなかで、10秒マインドフルネスを取り入れると
・イライラしてもすぐに冷静に対処できた
・動揺しても次の瞬間にはやるべきことに集中できていた
・身体や心の疲労を感じにくくなった
・嫌なことにも前向きに取り組めるようになった
・不安や怒りの感情がふっと消えた
こんな効果が期待できます。

 

ポイントとして、

・「マインドフルネス瞑想」は世界的な企業で次々と取り入れられている
(あの Googleでも確かに・・・サーチ・インサイド・ユアセルフ――仕事と人生を飛躍させるグーグルのマインドフルネス実践法 いつかご紹介します!)

間違った偏見として、
①毎日長い時間を使って実践するのは大変そう
②マインドフルネスって難しそう
③誰にでもできるものではない気がする
実は、マインドフルネスは誰にでもすぐにでも体験できてしまうもの。毎日の生活のなかで負担になるものではない。

 

・マインドフルネスとは
マインドフルネスとは、「今、ここ」の現実にリアルタイムかつ客観的に気づいていること
過去や未来のできごとのような頭の中のバーチャルな世界にむなしく漂っていてはいけない。この瞬間(=今)、この現実世界(=ここ)に気づいている。
つまり、「今、ここ」に生きることがマインドフルネス

 

・ネガティブ思考を手放す
「過去の後悔」「未来への不安」「まわりへの不満」「自己嫌悪」など、さまざまなネガティブ思考を手放して「今、ここ」でやるべき仕事に集中できたらこれほど素晴らしいことはない。

 

・マインドフルネスな状態になれば
ネガティブ思考を客観視して手放し、「今、ここ」に集中して仕事のパフォーマンスを最大限に発揮することができる。

 

・マインドフルネス瞑想を取り入れてほしい人
   ・気分が落ち込みやすくて、立ち直るのにも時間がかかる人
   ・先のことが気になって仕事が手につかなくなる人
   ・他人の行動や言動が気になってしかたがない人
   ・気が短く、イライラすることが多い人
   ・やる気が出ないときがよくある人
   ・責任感が人より強い人

 

・10秒マインドフルネス瞑想のやり方
意図的にマインドフルネスを開始して、そのマインドフルネスを10秒間継続させるエクササイズから始める。基本的な手順は、

①はじめの宣言
「今からマインドフルネスの練習をする」と宣言する

②感じる
「今、ここ」の現実を10秒間、感じる
      →「私は今、ここにいる」と心の中で宣言するのも効果抜群

③おわりの宣言
「今からマインドフルネスな状態で生きる」と宣言する
      →「これからもマインドフルネスが続く」と宣言するのも効果抜群

 

上の②の「感じる」の部分に

胸式呼吸、腹式呼吸、鼻を通る空気、指の感覚、物を拾う、

立つ、歩く、左右の重心・・・など 

いろいろなことが詳しくわかりやすく1つずつやり方が書かれています

 

かくいう著者も昔はとても自己肯定感が弱い人間であった。「できない自分はダメだ」「もっとできる自分にならなければっ!」と常に思っていた。そんな著者が40年前に瞑想と出会い、それからマインドフルネス瞑想を毎日続けることで自己肯定感を強化して幸せになれた。だから著者が知ったマインドフルネスを通じて幸せになれる方法を世界中の人に広めている。

 

たった10秒だから私も続けることができています。続けようという意識を常に持っているわけではなくて、「あっ、イライラしてるな」とか、「先のことを考えて少し不安になっているわ。今はこの仕事に集中しよ」とか思ったときにやっています。

10秒だから周りの目も気にせずできるし、気づかれても「ちょっと集中してるだけ」と言って簡単に流せる。そこが一番いい。ストレス社会と言われるこのご時世、少しでも心を軽くして心身ともに健康のまま仕事を頑張りたい方にぜひ読んでいただきたいです。

 

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「遊ぶ 鉄工所」  山本 昌作

 働き方や会社の風土づくり、そして生産性アップの勉強になりながら、読んでいて
シンプルにおもしろい!タイトルにも惹かれたけど、中身がすごい。
そして感動で涙もさそわれた。。。
自動車メーカーの孫請けだった鉄工所、薄暗い明りの下で油まみれの職人が働いていた鉄工所が「24時間無人加工の夢工場」に大変身し、今や
ウォルト・ディズニーNASAアメリカ航空宇宙局)、旬のウーバーからも仕事がくるようになった。
しかも ここ数年で。
読んで役立つし、感動するし、おもしろかったです!!(2回目。。)

遊ぶ鉄工所


どうしたらワクワクして仕事ができる?どうしたら社員のモチベーションを高く維持し続けることができる?どうすれば小さな会社でもディズニーやNASAから認められる?どうしたら入社半年で社員を一人前にすることができる?
こんな疑問、すぐに答えが出そうにないけど、この本を読むとなるほど!と思うことばかりでした。会社や組織の風土づくりやチームワークづくりに苦労している方や、仕事に面白みがなくなってきている中堅社員や若手社員の方まで、この本はおすすめです!

 

著者は大学卒業後、大手商社から内定をもらっていたので、そこに就職する予定でした。しかし、鉄工所を技術面で支えていた叔父が独立したため、「兄弟3人で工場を支えてほしい」と母から泣いてせがまれ、母の涙を見て見ぬふりできずぼろぼろの町工場の家業を手伝う決心をしました。しかも兄(長男)は3歳のときに大病を患い、薬の副作用で耳が聞こえなくなっていました。次男の著者が頑張るしかなかったのです。

 

常識をくつがえす「利益率20%超え」(一般に鉄工所の利益率は3~8%)のこの工場の名は「HILL TOP(ヒルトップ)株式会社」。
この工場のビジネスモデルは、従来のものとは全く違います。
①量産ものは、やらない
②ルーティン作業はやらない
③職人はつくらない
という型破りな発想を実現しています。そして「社員が遊びながら仕事をしているようですね」と本社を訪れた方が話されたことがきっかけで「遊ぶ 鉄工所」というタイトルになったそうです。なんと年間2000人以上の方が工場見学
に来られているとのこと。(私も行きたくなりました)

 

ポイントとして、

ヒルトップが取り組んだ改革は5つだけ
①「人」を変えた
②「本社」を変えた
③「つくるもの」を変えた
④「つくり方」を変えた
⑤「取引先」を変えた

 

・楽しくなければ仕事じゃない
仕事の楽しさは、知的作業の中にあるルーティン作業には楽しさがゼロ
「楽しそうだな、面白そうだな」と思ったらとりあえず全力でやってみる。やってみて、本当に楽しかったら続ける。それほど楽しくなかったら、いさぎよくやめる。儲からなくても、社員のスキルが上がるならやる。
「楽しむ気持ち」こそが、唯一無二の仕事を成し遂げるための源泉

・「お金」より「人」を残す

人が育たない会社に未来はない。
人を成長させるのは、わくわくドキドキの楽しさしかない。だからヒルトップは受注を減らし売上を落としてでも、楽しい知的作業にシフトした。
社員のスキルとモチベーションを上げることが会社の存在理由。
生産性を上げる前にモチベーションを上げる
新しい経験の積み重ねが人を成長させる。

 

・ストライクゾーンから少し外れたボールゾーンをねらう
中小企業の多くは、「これはできるけど、これはできない」と勝手にストライクゾーンを決めていることが多い。面白そうならとりあえずバットを振ってみる。しかもフルスイングで。

 

・36人しかいなかったけど、100人以上の社員が一度に利用できる社員食堂
社員食堂こそが、社員を活性化し、会社を大きく変える。社員食堂は「コミュニケーション」「社員の健康管理」「企業のブランド力向上」など、いろんな機能を持った戦略的重要拠点
人間の根源欲求である食欲とモチベーションとの相関関係は高い
同業者を相手に、今までと同じ戦い方をしても、企業の成長は見込めない。時代の変化合わせて、目線を変え、やり方を変え、新しいビジネスモデルを構築する。

 

・取引先の分散と新陳代謝
1社依存率は高くても30%
当初あった互いのメリットが、双方、あるいは一方で失われているなら、惰性で取引を続けてはいけない。毎年ヒルトップでは約100社が入れ替わっている。

 

・「パレートの法則」より「ロングテール戦略」

ヒルトップでは、1個の受注が68%、2個の受注が10.7%。つまり1個か2個の受注が約80%。これを無人化してこなす。
これからの製造業は、売れ筋を大量生産するだけでなく、「あの会社にお願いしたら、どんなものでもつくってくれる」と言われる多品種少量生産への対応がさらに求められている。

 

農学部卒、入社半年社員でもプログラマーになれる
従来の切削加工だと、切削速度、回転数、送り量といった条件がわからないと削れない。しかしヒルトップがつくったシステムでは、刃物を選択するだけでソフトが数値を決めてくれる。そのヒルトップ・システムをどのようにつくったか。

 

・ものづくりをしない製造業になる
これからの製造業は「製造サービス業」でないと生き残れない。なぜなら、「ものづくりしない製造業」が生まれる可能性があるから。
上流(ヒアリング・構想デザイン)から、下流(稼働・アフターケア)まで全工程にわたって全て対応する。
鉄工所に芸術家やデザイナーがいてもいい。

 

・ジョブローテーションを行う理由
①モチベーションの低下を防ぐため
②社内にノウハウ、ナレッジ(知識)が蓄積されるから
③社員の「引き出し」が増えるから

 

・社内の「1割勢力」が残り9割の社員を動かす
1割の社員の考え・行動・習慣などが変われば、結果的に全社員が変わる。「1割勢力」ができるまで我慢する忍耐や胆力が経営者や責任者やリーダーには必要。

 

・有頂天になると成長スピードが加速する
経営者や責任者やリーダーは、絶対に自分の方がエライと思わず、寛容に部下と接する。社員にはアメを与えまくる。すると社員は有頂天になって成長スピードが早くなる。「怒る」と人は育たない。「ほめる」と才能が伸びる。
叱るというよりは、理由を添えて諭す(さとす)ほうが有効。
ただし、うぬぼれ始めたらジョブローテーションで新しいフィールドを与える。そしてモチベーションを上げさせて、また「ほめる」。成長させてあげる。

 

・入社2年目社員に新卒の教育を任せる
採用活動で、①優秀な人材を採用する、②既存社員のスキルアップ という2つの果実同時にねらう。

著者は2002年度に「関西IT百選」最優秀企業に選定されるなど、「ヒルトップ・システム」が注目を集めるようになり、業績も伸びていました。
しかし、2003年12月に工場が火事になり、著者自身 全身大やけどし、皮膚を失った体は全身雑菌の温床になり、翌2004年1月合併症により内臓に障害を併発。その後1か月間意識が戻りませんでした。しかも1か月間40度の熱が続いていた。
奇跡的に生還した著者は「自分にはあまり時間が残されていない。だから社員が誇れるような何かを残したい」と強く思うようになった。

 

本当に何か1本のドラマを見終わったような気持ちになりました。しかもドラマと違って全てが実際に起こった出来事で、著者自身の体験や実践してきたこと
こんなすごい事が京都の町工場で起こっていたことにも驚きましたが、何より町工場や鉄工所でも「日常会話レベルに夢を語ると、それは必ず実現する」という ”熱さ” が伝わってきました。

人の育て方や採用活動の仕方、教育の仕方、仕事との向き合い方、会社の風土のつくり方など、本当に学ぶことの多い1冊で役立ちました。おすすめです!

 

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「10年後の仕事図鑑」  堀江 貴文 落合 陽一

最近本屋にいくと必ず目にするこの
「10年後の仕事図鑑」

堀江さんの本は何冊か読んだことはあるけど、この本役立つ!という実感がイマイチ無かったので距離をおいていました。でもどうしても気になってしまい、ちょっと遅いかもしれませんが購入して読みました。

10年後の仕事図鑑

おもしろく読めました。
何がおもしろかったか?というと、「血液型占いくらいの精度しかないよ」と言いながらがっつりリスト化して、1つずつわかりやすく書かれている「10年後になくなる仕事・減る仕事」。また逆に「生まれる仕事・伸びる仕事」も書かれています。

だからと言って、過去を振り返って「あー、勉強しておくべきだった・・・」とか後悔するために読むのではなく、また未来はこうなっていくのか、じゃあ、自分はどう生きていこうかと想像するために読むのでもなく、「今を一生懸命に生きるための指標として利用してほしい」と書かれています。なんかかっこいいですね。

 

著者落合氏は、メディアアーティスト、博士(学際情報学/東京大学)。筑波大学准教授・学長補佐。筑波大学デジタルネイチャー推進戦略研究基盤基盤長。電通ISIDメディアアルケミスト博報堂プロダクツフェロー。著者に「超AI時代の生存戦略」(大和書房)。

堀江氏は既にご存知の方も多いはず。実業家でSNS media&consulting株式会社ファウンダー。現在は宇宙ロケット開発や、スマホアプリ「TERIYAKI」「755」「マンガ新聞」のプロデュースを手掛けるなど幅広く活動を展開。有料メールマガジンでは1万数千人の読者をもつ。

 

この本は、最近よく言われている「AIに人間の仕事は奪われる?」、逆に「AIのおかげで増える仕事、価値が上がる仕事は何?」とかをさらっと知りたい方、今後の「お金との付き合い方」、これからの「学校教育について」「超高齢化社会」への対応「前向きに21世紀を拓くために、どんな気持ち(マインドセット)で望めばいいか」などを知りたい方には、非常に役に立ちます。最先端テクノロジーと仕事との関係を記した本としては、入門書としては超おすすめです。広く浅く知識を吸収できます。

イラスト付きでとてもわかりやすく書かれていますが、
あくまで堀江氏と落合氏が "本音" で対談しながら制作された本なので、自分が共感する部分だけをしっかりと受け止め、自分の今後の行動に役立たせればいいと思います。

 

ポイントとして

・自分自身に価値をつけ、フォロワーを獲得せよ
ロボットやAIの方が、人間より精度よく作業ができ、考えることもできる未来。我々はどう働き、どう生きるか。

存在自体にヒトに訴求力がある人になればいいだけ

未来においては、平凡な人、何にも役に立たない人の価値は下がり続ける。不要になっていく。だから自分自身に価値をつける、つまり多くのフォロワーを獲得できる人間にならないといけない。

これからは、「基本的に人と違うことをやっていく」精神が重要。ブルー・オーシャン的な思考と戦略が必要。自分しかやっていないけど、正しいことをやっていると信じ、他人とムダに競争することをやめる。

「そこから先に自分がどういう価値をそこにプラスできるか?」

を考えるマインドセットでいけばいいだけ。

 

「AIによる職の代替=不幸」のロジックを持つ人は、自分の価値をAIと同じレベルに下げて落としてしまっている。その点でダサイ

仕事を奪われて価値を失うことを恐れる前に、「AIを使いこなし、価値を生み出す」視座を持ちなさい。

・AIに「仕事を奪われること」で救われる業界
例えば、介護業界。
少子高齢化による人手不足などをロボティクスの技術で解決し、人間にできることは人間がやる。この「半人力 半AI」の考え方で少子高齢化問題の多くは解決できる。なぜなら、それは労働力不足と低賃金であることが問題の要因だから
つまりお金や人員が「適材適所」になっていないことが原因であるところには、半AIで解決できることが多い。

 

・理想形は、労働者=経営者
同業者メンバーが ”皆で” 労働力を当てはめるという点がポイント。経営者がトップダウンで指示し、労働力を当てはめる考え方ではない。「労働者=経営者」で、価値あるものを皆で一緒に作り出そうと努力する考え方がポイントである。

労働者的な視点で会社と接点を持つのは危険。いずれ価値が失うかもしれないから。これからは「労働者=経営者」の構図が理想的な働き方。これは非中央集権や受益者負担とも近い考え方。(前回紹介した「産業革命以前の未来へ」によく似た考え!)

 

・むしろそれくらいの意識がないと会社に残ることすれ難しい可能性がある
個人でできることも増えている今、会社にしがみつくというよりも、「個人で仕事をしてもいいんだけど、会社にいるほうが自分のやりたいことができるから、会社にいる」などと、自発的に会社を選択する人も増えるかもしれない。むしろそれくらいの意識があったほうがいい。

 

ブルーカラーがホワイトカラーよりも有利な点
ブルーカラー派遣社員は、どれだけ働けば、いくらもらえるかがわかっている。容易に人生観測ができる点がそうだ。自分の経済価値が算出しやすい

今後提供価値が見えづらいホワイトカラーの正社員は、ブルーカラーに転職し、1時間いくらといった時間換算できる仕事を提供するのか、もしくは会社にとって重要な経営陣を目指すのか、毎回解き方が違う問題を扱う人になって、より高度な価値を提供するのか、いずれかの選択肢を選ぶことが求められる

 

・自分の運用方法を考えよう
「今の仕事があるからいい」というのではなくて、実際にそこで得た経験や知識をどう運用していくか、どのように運用するとよりお金になるか?といったことも意識するといい。複数の収入源をもつことにつながる。今の時代は昔よりだんぜんそういったことがしやすいのだから。

 

・代替不可能な価値は、仕事ではなく趣味で生み出せ
「100万人に1人のレアな人材になろう」と教育改革実業家で元リクルート社フェローの藤原和博氏はいう。(私も以前ご紹介した「必ず食える1%の人になる方法」を引用されていました!嬉しい。)
しかし、100万分の1なんてオリンピックの金メダリスト級の確率。だから100人に1人のレアさを3つの分野で達成すれば、100分1×100分1×100分1という掛け算で100万分の1のレア人材になれるというもの。

そして、この3つの分野では「遊びのプロになる」ということが大切。もはや「本気で遊ぶように働く人」だけが生き残っていけるからだ。

 

・学生は「polcaおじさん」に甘えよう
不特定多数から支援をつのるクラウドファンディングに対し、URLを知っている人のみが支援できる ”フレンドファンディング” のこと。「手術が必要なので費用を募りたい」、「おじいちゃんの還暦祝いにプレゼントを買いたい」、「家族と久しぶりに旅行に行きたい」など、日常で資金需要が発生した際に、友人、知人に限定して支援を募ることができる。

昔は予算をとらなけらばならなかったことが、今ではカジュアルにお金を集めることができる。余ったお金が若い人に還元されやすくなっている。学生はもっとpolcaのような投げ銭型のサービスを利用して、世代を超えてお互いに価値を回していこう。

 

・自分の頭で思考するクセのつけ方
自分でできるだけ多くの情報に接することが先ず必要。そして情報を仕入れたらツイッターフェイスブック、ユーチューブ、ブログ・・・なんでもいいから毎日そこから発信し続ける。それだけで情報を有機的につなげることができ、自分の思考を鍛えることができる。

 

・とにかく自分を信じる
「年金は将来もらえるんでしょうか?」「日本は今後どうなるのでしょうか?」
堀江氏の答えは「知らない」だ。

みんな「問い」が間違っている。あなたが問うべき対象は未来ではなく他でもない、「自分」だ。

「自分が求めているものは何か」「やりたいことは何か」「今、この瞬間、どんな生き方ができたら幸せか」。そのような問いに対する答えを真剣に考え抜くことが大切。そして自分を信じて判断し、行動すること。あなたはとにかく「今」の自分を信じればいい。

 

ポイントでは、今後無くなる仕事や伸びる仕事について、具体的に引用しませんでした。そこは興味をもった方にワクワクしながらじっくり読んでいただきたいです。

この本を読んで、少なくともAIやブロックチェーンなどにおびえることなく、逆に「どんなふうにAIを使いこなしていこうかな」という考え方にシフトできたことが一番大きかったです。

 結局「超独学法」での示唆にもありましたが、環境が大きく変わるときには、特に自ら学ぶことが大切。そして何を学ぶか、何を知りたいか、それにどう価値をもたせるか、ということを考えていかなければならない。そういったことを学ぶ前のスタート本としてもおススメです!

 

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「『産業革命以前』の未来へ」ビジネスモデルの大転換が始まる  野口 悠紀雄

以前ご紹介した野口悠紀雄さんの最新刊「超独学法」を購入するときに、アマゾンさんに「セットで購入」をすすめられて買ったこの本「『産業革命以前』の未来へ」すが、とんでもなく役に立つ本でした。

産業革命以前の未来へ

同僚はもちろん、顧客の仕入れ担当者や、営業先のキーマンとの雑談で、今後数年は話のネタになる内容がてんこ盛りだったのです。
AI? ブロックチェーン? フィンテック? 
ユニコーン? GAFA? BAT? ICO? DAO? DAC? 東京大学91位?
この10の単語の意味が全てわからなければ、読んで損は無いと思います。
逆にチャンスかもしれません。

めちゃくちゃ深掘りした内容ではないですが、この本で紹介されていることを知っておいて理解しておくと、しっかり雑談力もつくと思います。興味が出たところは自分でネットで調べるもよし、もう少し専門的な本を購入してディープシンキングするのもいいですね。

著者は「『超』整理法」で世間では有名になったと思われる  野口 悠紀雄 氏。
東京大学工学部卒業でありながら、独学でファイナンス理論や経済学を学び、いずれも研究センターの顧問や教授として活躍できるレベルに到達しているスゴイ人。その独学法をまとめたのが以前ご紹介した「超独学法」。

産業革命が起きた頃よりも、もっと大きな産業革命(大転換)が今、起きようとしている
という内容で、毎日入ってくるバズワードを世界の歴史(特に産業革命の歴史)を振り返りながら説明し、多くの示唆を与えてくれる良本です。
今後、特に先進国の中でダントツで遅れている日本は、どうやって新しいビジネスモデルを考えて、見つけていけばいいのか。とても考えさせられる本です。

 

ポイントとして、

・未来をひらく鍵は、産業革命以前の時代から学べる
産業革命によって垂直統合化・集権化・組織化が進んできたが、新しい経済の最先端は、それより前の時代の分権的ビジネスモデルへと先祖返りしつつある。

 

大航海時代(15世紀)
1番に大航海に成功したのはポルトガル・スペインだったが、この2国は産業の発展に結びつけることができなかった。大航海の成功を産業革命に結びつけて発展したのはイギリスとオランダであった。その違いは何なのか?

 

・18世紀~19世紀にかけての産業革命
工場制工業ができたことで、経済活動は大きな会社、大規模な組織によって行われるようになった時代。蒸気機関による鉄道業や鉄鋼業が発展。石油産業や自動車産業も発展し、垂直統合型のビジネスモデルが採用された。組織は大規模化し、そこで働く人たちは、組織人(雇われ人、サラリーマン)になることを求められた

 

・ITの登場
19世紀には電信と電話、20世紀には無線とコンピュータが登場。産業革命のときの技術とは異なる技術だが、ビジネスモデルは産業革命時と同様、大規模化と垂直統合が採用された。AT&Tなど大企業が生まれた時代。

 

・1980年代からのIT革命
大型コンピュータがPC(パソコン)に変わり、電話がインターネットに変わった。ビジネスモデルも垂直統合型から水平分業型へ変わった。

 

GAFAの登場(Google  Apple  Facebook  Amazon
グーグル、アップル、フェイスブック、アマゾンは、工場を持たない製造業や、検索連動広告など、新しいビジネスモデルを開発した。アメリカの経済成長は、これらの企業に支えられている。

 

ユニコーン企業の登場
シェアリングエコノミーやフィンテックなどの分野で目覚ましい成長・活躍をしている。ユニコーン企業の動向をみれば、世界の社会・経済の行き先が見えてくる。

 

・人口知能(AI)、ブロックチェーン
労働者の仕事だけでなく、管理者の仕事もやってのけるAI。人間の働き方はこのままでいいのか。
これまでより価値が高まる人間の仕事も出てくる。それは何か。

 

・現在の中国では、全てが一気に同時進行している
産業革命的な大企業と、GAFAに対応する組織群(BAT)、そしてユニコーン企業AI、ブロックチェーン関係の企業など、官僚国家と市場主義経とが奇妙に混ざっている国で、今何が起きているのか。そして今後は。

 

・日本について
産業革命的な技術には日本はうまく対応できた。しかしIT革命以降の新しい技術には全く対応できず。。。世界の最先端からは大きく遅れているのが目立つ。何がダメなのか。何から正さないといけないのか。このままだとどうなるのか。

 

著者の言葉を引用すると、「変化を進めるものは、結局は一人ひとりの変化だ。そのためにまず重要なのは、いま起きていることの本質を正確に把握することである。そこからしか新しい一歩は踏み出せない」
この本を読んだあとに、この言葉をもう一度見ると、その重さに何も言えなくなりました。

 

しかし、著者が言うように、重要なのは、今起きていることを正確に把握すること。これが全ての始まり。ですので、この本を読んで、今世界で、『何が起こっているのか』、『なぜそれが起こったのか』を理解・把握するのも1つだと思います。最近話題になっている事をしっかりと理解・把握したい方にこの本をおすすめします!

 

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「『実行の4つの規律』行動を変容し、継続性を徹底する」 クリス・マチェズニー ショーン・コヴィー ジム・ヒューリング

この「『実行の4つの規律』行動を変容し、継続性を徹底する」は、以前に仕事で戦略や目標を「実行するため」に役立つ本として
「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」
を紹介させていただきました。その本の「増補改訂版」です。

前回の「戦略を~」ではあまり触れられていなかった7つの習慣との関係性や、フランクリン・コヴィー社の調査結果などが追記されていて読み応えありです!

実行の4つの規律

会社で戦略や目標を立てるけど、最後まで達成できない、ある程度進んだところで、いつも尻すぼみになる。チームのメンバーがそもそも目標をわかっていない、目標を達成するために何をすればいいかをわかっていない。日常業務に追われて本当に重要なアクションが起こせない・・・といったよくある問題が解決できる方法として、本当に役立ちます。チームメンバーからそのチームリーダー、そして部長、役員、社長まで、そういった問題・課題を解決したい方には1冊買って、熟読して実践すれば、かなり高い確率で、「実行できるチーム、部署、組織、会社」に変われます。実行する習慣がつくという意味でとても役立ちます。ぜひおすすめです!

 

著者は上記「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」と全く同じ3名です。なかでも表紙に出ているのはクリス・マチェズニーで、フランクリン・コヴィー社のグローバル実行プラクティス・リーダー。「実行の4つの規律」の開発者の一人。約10年前からフランクリン・コヴィー社で4DX(the 4 Disciplines of Execution)の開発を主導し、世界各地で4DXのコンサルティングに携わり、何百もの組織に大きなインパクトを与え、目覚ましい成長をもたらした。

 

 

この本の内容は、当たり前かもしれませんが、殆ど「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」と同じでした。残念!!。改題・増補改訂したものだから当たり前か。。。ただ、「増補改訂版」ということで、ページ数が417ページから449ページと、約30ページ強増えています。

既に「戦略を、実行できる組織、実行できない組織。」を読み終わっている方でしたら、復習のために、また本を変えて気分を変えるために、この本を読んでいただきたいです。さらに記憶が定着すると思います私は本書を自宅用、「戦略を~」を会社に置いています。

初めて読まれるなら、本書をおススメします。ハードカバーで頑丈で、中身もパワーアップしているのので。

 

増補改訂版になったことで、以前から追加されている点は、大きく下記のような点です。

 

・本当の実行について

7つの習慣における第Ⅰ領域(あるいは第Ⅲ領域)は緊急な対応を求めてくる嵐であり、その中で重要な戦略を実行するのは難しい。

 

忙しい日常業務をこなしながら、普段の行動を変えるための強い「意志力」が無いと実行できない。(以前紹介したGRIDが必要!)

 

本当の実行力を身につけるには、4DXを組織の中に取り入れて、チームメンバーの行動変容を促して、実行文化として定着させない限り困難

 

・実行ギャップについて

コヴィー博士は、「第8の習慣 効果から偉大へ」(キングベアー出版)の中で、下記のように述べている。

「戦略と目標を見つけ出すことと、それを実行に移すこととはまったく別の事柄である。これを『実行ギャップ』という」

 

コヴィー社の調査では、
52%が会社の最終目標をわかっていない。
42%しか、仕事の目標を測定できる結果で測られていない。

などいくつかのデータがこの本に書かれています。
(「戦略を~」にはなかったけど、「実行する技術4DX」にはあった)

 

サッカーで例えると、11人中2人しか何をしたらいいかわかっていない
という驚くべき調査結果がでたのである。

 

・なぜギャップがあるのか
最大の原因は日々こなしている日常業務や急に割り込んでくる仕事(「竜巻」と4DXでは呼ぶ)。それらのせいでギャップが生まれる。

取り組まないといけない戦略が最も重要な目標とはわかっていても、常に緊急事項が勝利する。そして重要な目標への取り組みができない。そんな日が続く。目標が消える・・・。

 

では、

「竜巻の日常業務をこなしながら、戦略を実行するにはどうしたらいい?」


それには、組織のコアを鍛える必要がある。コアを樹木で表すと、根は企業を支える一人ひとりのビジネス・パーソンの人格的な部分。そして幹が組織となる。
7つの習慣」を一人ひとりが身につけることによって、幹として育っていく。そして育った幹にスキルやテクニック、知識といったたくさんの葉っぱをつけていく。

 

ところが現実は竜巻が吹き荒れている。

葉っぱや小枝を簡単に吹き飛ばしてします。”実”がなる前に裸にされてしまうのだ。
じゃあ、どうしたらいいか?

根がしっかりしていても、行動を変えようとすることや(行動変容)、継続を徹底させる規律がなければ、幹についけた小枝や葉っぱは竜巻に吹き飛ばされてしまう。

つまり日常業務という竜巻の中で戦略を実行するには、ビジネス・パーソンだけの問題ではなく、組織の規律というコアを鍛えていくことが重要

 

組織のコアは、フィジカル、マインド、スキルからなる。
それらを統合する規律が必要。

 

つまり、人格形成という効果性の原則(7つの習慣など)に加えて、戦略を確実に実行するシステム・プロセスや文化が組織に入れる必要がある。でないと、すぐに竜巻に巻き込まれて、重要な仕事に手が付かない、といういつもの毎日に戻ってしまう

 

「7つの習慣」は「4つの規律」の土台である。と同時に、「7つの習慣」を貫く原則は「4つの規律」をも貫いている。

 

「4つの規律」は組織に結果をもたらすプロセス。「7つの習慣」は組織の効果性を高める原則の集まり。

 

「4つの規律」は実行文化を定着させることで、竜巻の中にいながら最重要目標を達成するための活動を行えるようにする。
「7つの習慣」は、どのような状況においても「影響の輪」にフォーカスし、組織、チーム・個人レベルでリーダーシップを発揮できるようにする。

 

・その他

知的労働者の時代に求められる規律は、昔の規律とは違う。
それはラフティング と レガッタをイメージするとよくわかる。

 

またER(救急救命室)とF1チームの規律を考えると、知識労働者に求められる規律をイメージしやすい。

 

戦略を実行するには、組織としていかに実行文化をつくって定着させるかが重要。
パラダイムを変え、思考・行動を変化させ、行動を習慣化し、集団で規律を習慣化すれば、嵐の中、竜巻の中でも最重要課題である戦略を実行する組織文化をつくることができる。

 

つまり

「人格形成」×「戦略実行」=「継続した成果」

よって、

7つの習慣」×「実行規律」=「成果」

 

4DXの導入事例として、日本の企業をインタビューした形式で書かれていたが、
「戦略~」から ”1社” 増えている。実際に自分の企業に4DXを導入しようとしている私には非常にありがたい増補改訂版だ。

 

4DX関係の本もこれで4つご紹介しましたが、本当に大きな役立つツール(本書ではWindowsのようなオペレーティングシステムと書かれていますが)を手にすることができるので、最近一押しのシリーズです。

 

優しさ、読みやすさから行くと

図解 戦略実行」→「実行する技術」→「実行の4つの規律」→「戦略を~

 

深く知ってから実践したい場合は

上の逆の流れがいいと思います。

 

私のおススメは、

まず「戦略を~」を読んで全体を知って、理解する。そして「実行する技術」を復習も兼ねて読む。するとちょっとした7つの習慣の復習にもなって一石二鳥。そして実践しながら必要なときに「図解 戦略実行」を参考にする。チェックシートとかも見やすいし。
何かあったときにすぐ調べられるように「実行の4つの規律」(本書)を家に置いておく。みたいに使っています。


何をやっても長続きしない、その結果いい成果が出ない、このままではやりがいも無くなっていくし、昇進もきつい などで悩んでいるリーダーや管理職の方、経営者の方は1度はいずれかの本を読んでほしいです。きっと役立ちます。おすすめです!

 

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実行の4つの規律 行動を変容し継続性を徹底する

 

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「実行の4つの規律」 行動を変革し、継続を徹底する