ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「コミュニケーションデザイン」 西條美紀

人と協力して問題を解決しようとするとき、
どのような会話をすれば、その問題を解決することができるのか?

 

「こうすれば全員が問題を把握できて、行動できて、目標達成できるよ」という計画を立てる考え方を学べる本だとも言えます!

 

本文の言葉を使って書くと、

漠然とした、または複雑にからみ合った、場合によっては表に出ていない問題を整理し、人々が問題の解決に向けて協働することが可能になるコミュニケーションを、どのようにデザイン(設計)したらよいのか?
について考える本です。そしてあるサイクルを伝授されます。その結果コミュニケーションデザインをデザインすることができるようになるんです。

コミュニケーションデザイン

・見たり聞いたりしたことを相手に話してもうまく伝わらない
・会社で同僚と問題解決のための打合せをしても、なぜかかみ合わない
・自分が思っていることが相手に伝えても、相手が理解しているかどうもわからない
・会社や地域、家族間などで起こる問題をどのように整理し、どのように会話をすれば解決の方向に向かうのか?

 

そんな疑問を持っている方にはうってつけの本です。とても簡単なフレームを用いて難解な問題を解決に導くこの手法は、知っておいて損は無いと思います。実際私の会社でも、部署同士や事業部同士で話がかみあわず、問題解決に時間がかかっていた時、このフレームで一気に解決したことがあります。

 

著者は東京工業大学 留学生センター/イノベーションマネジメント研究科教授。人文科学博士。

1998年お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻修了。早稲田大学日本語研究教育センター客員講師、東京工業大学留学生センター助教授などを経て、2010年より現職。専門は、社会言語学(談話分析)、日本語教育、科学技術コミュニケーション。まさに言葉、対話、コミュニケーションのプロフェッショナル。

 

「導管メタファー」というコミュニケーションモデルを使って話している人が非常に多い。つまり、自分が思っていることを相手に話したとき、自分が思っていることが完全に相手に伝わり、頭の中の考えやイメージが相手も同じになったと思い込むことが多い。
しかし、実際には全く違う考えやイメージが相手の頭の中には出来上がってしまっている。それに気づかない。気づかなくてもなぜか会話ができている。
なぜか?
その理由は「協調の原理」が働くから。

 

コミュニケーションは発信者(話し手)と受信者(聞き手)による「共同構築モデル」と言われる共同作業である。この共同構築モデルこそが、現在研究者のあいだでは主流になっているコミュニケーションモデルである。

 

だから、互いが共同作業しようという意識にならないと、シグナルの文脈化ができない。つまり、話の内容や身振り手振り(シグナル)から、伝えたい内容をお互いが再構築(文脈化)しようとする必要がある。

 

コミュニケーションデザインとは
問題の全体を人との相互行為によって管理可能なものにしていくこと。
何のためにという「目的」を明確にし、誰にどうなってほしいのか、誰と一緒にどうなりたいのかの「計画」を立て、そのための方法を考えて「実践」し、結果を観察して「考察」する。
目的が達成できていなければ計画あるいは実践に、目的が達成されていれば目的にフィードバックして、新たな課題を設定する。


以上が コミュニケーションデザイン 定義である。

図で書くと下のような感じです。

コミュニケーションデザイン

 目的→計画→実践→考察

英語で書くと

Goal → Plan → Implementation → Observation

先ほどのコミュニケーションデザインの定義を整理すると、下の図のような

GPIOサイクルとして整理できる。そう。頭文字をとっただけ。

GPIOサイクル

つまり、この「GPIOサイクル」を回し、目的を再設定しながら循環を繰り返すことで、問題の全体像を発見し、問題の全体を解決に導く!

 

しかし、難しいのは、このサイクルを回すとき、すべての場面において、コミュニケーションの参加者に「意味の共同構築」が必要とされる事である。
特に目的の設定をどのレベルで行うかという問題ですれ違うとサイクル自体も成り立たないし、協調の原理も働かない。(協調の原理については、本書で詳しく説明されています)

しかし!逆に「意味の共同構築」に少し失敗しても、目的の設定がうまくいけば、ディスコミュニケーション(不完全な会話、不完全な状態)にならないこともある。

 

本書では、
実際に起こり、ニュースにもなった原子力発電の問題を取り上げ、どのようにGPIOサイクルをまわすべきだったかについて書かれている。
誰が何に責任と権限をもって意思決定できるのかがわかりにくい場合の例としても考えさせられる。

 

また、太陽光発電システムの問題を扱い、いかに「目的の設定」が重要であるかを説明している。そこでは、ゼロレベルのコミュニケーションデザインの方法が説明されています。

 

その他、会社でもよくある「部署間での疑心暗鬼」を解消するための方法が学べる、実際に実施された「地域健康医療支援センター」でのコミュニケーションデザインが書かれている。

 

共に働くためには、言葉の意味の共同構築だけでは不十分なのである。相互行為、つまり「お互いに影響を与え合う行為」としてのコミュニケーションの意味は、
今、していることが相手と自分にどのような影響を与えるかについての見通しの中で生まれる。

 

相互行為の相手が互いをどう見ているのかがよくわからない
間柄では、相互行為としての意味は形成のしようがない。

 

疑心暗鬼、つまり「疑いの心がおきると、ありもしない鬼の姿が見えるように、何でもないことまで恐ろしくなる」という状態は、相互行為としてのコミュニケーションの意味を見失った当事者の心の状態を指す言葉である。

 

 詳細は本文に任せるとして、GPIOの例として、

G(ゴール):疑心暗鬼を解消する

P(計画):6事業が何のために何をしているかを互いに理解する

I (実践):6事業の課題とセンターに対する期待・懸念についての意見交換会を行う

O(考察):センターと自分の仕事との関係を見いだせたか

 

 また裁判員裁判で「国民が守り、国民に守られる司法の実現」を目的(GOAL)としたGPIOサイクルの実例や、上司(男性)が部下(女性)におかすセクハラについて、「セクハラ的な状況から脱却し、かつ仕事上の良好な関係を保つ」を目的としたGPIOサイクルの実例など、非常に身近なケースにまでGPIOサイクルを当てはめ、見事にそのコミュニケーションデザインの必要性や有効性を説明しています。

 

その他、メタコミュニケーション
についても書かれており、

1段高い次元がメタコミュニケーション
であることをわかりやすく説明してくれています。またその説明の仕方が、これまたニュースでよく見る「オレオレ詐欺」が題材にされており、とても読みやすく、興味深く読めました。

 

人は、会話するときや、問題解決を行うとき、
たくさんある見方の中から、たった1つだけを選んで、
その見方(視点)からしか問題をみていない。

 

だからこそ
コミュニケーションデザインの
GPIOを使っていくべきだ!

そう思いました。

 

さらっと読んだだけでは理解しにくい箇所がありますが、2,3回じっくり読めば納得でき、会社でも実践することができました。GPIOと付箋紙を使った方法も説明されていますので、ぜひ読んで試してほしいと思います。チームワーク力を上げたい、問題解決をチームで進めたい方には特におススメです!

 

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コミュニケーションデザイン(西條美紀)

 

 

 

 合わせて読みたい関連本
(このコミュニケーションデザインの参考文献にも入っています)

 

 この本は、特にデザイナー等のクリエイティブ系のお仕事をされている方におススメです。

 

 

 佐藤可士和さんは、TSUTAYAやキリン極生、楽天グループ、ユニクロなどのブランディングやNTT Docomoのプロダクトデザインなどを手掛けた一流のアートディレクター/クリエイティブディレクターです。

 

 

 

「40代にしておきたい17のこと」  本田 健

40代は後半の人生の、
フレッシュスタートを切れる10年。

そんな1文に共感して読みました。

40代にしておきたい17のこと

著者は「30代にしておきたい17のこと」の帯に「30代で人生の90%が決まる!」という刺激的なコピーを書いたので、「やっぱり40代はもう人生の後半に入るので希望が薄いのですか?」という類の質問が止まらなかったとのこと。

 

そこで著者はすでに40代を経験した50代、60代、70代の方にいろいろとインタビューをし、自身の40代前半も顧みながら本書を書かれました。

 

リサーチの結果、40代は、20代、30代には無い経験と、50代にはない若さの両方を兼ね備えている起業家が成功し始めるのは40代からというデータも得ました。

 

そして幸せな40代を送るために必要な知識、経験、考え方、行動など、様々な視点から17のことを書かれています。先日ご紹介させていただいた「50歳の衝撃」と同じく、40代になる前に読んでおいて損はない良書だと思いましたので、役立つ本に入れさせていただきました。

booktime.hatenablog.com

 

既に40代に入っているけど、もっとこの40代を有意義にしたいと思っている方、幸せな50代を迎えたいと本気で思っている方、30代だけど40代を迎えるためにどんな用意をしておけばいいのか興味がある方、人生の後半を楽しく自由に生きたいと心底思っている方、そんな方々には最適な1冊だと思います。今日から始められる役立つ知識がたくさん詰まっています。

 

著者は経営コンサルティング会社、ベンチャーキャピタル会社など、複数の会社を経営する「お金の専門家」。独自の経営アドバイスで、いままでに多くのベンチャービジネスの成功者を育ててきた。育児セミリタイア中に書いた小冊子「幸せな小金持ちへの8つのステップ」は、世界中130万人を超える人々に読まれている。「ユダヤ人大富豪の教え」をはじめとする著書はすべてベストセラーで、その部数は累計400万部を突破し、世界中の言語に翻訳されつつある。

 

ポイントとして、

 

①できること、できないことを見分ける

②自分史を書いてみる

③60代、70代のメンターに教えを請う

④先立つ後悔をいましておく

⑤健康と時間を資産だと考える

⑥お金とどう付き合うかを決める

⓻ノーと言う勇気をもつ

⑧世界に自分が何を残せるかを考える

⑨自分のサンクチュアリをもつ

⑩家族とつながる最後の10年を大切にする

⑪パートナーシップと向き合う

⑫新しいことに挑戦する

⑬現在の人生の中にある祝福を数える

⑭手が届く夢をかなえる

⑮絶対にあきらめない

⑯正しいことよりも楽しいことを選択する

⑰人生の意味を見出す

 

どうでしょうか。何か興味を惹く文章はあったでしょうか。

20代や30代と違って、やはり40代には「健康」「お金」、そして「時間」というキーワードが本文でも目立ちます。残りの人生を幸せに生きるには、この3つとうまく付き合っていく必要がありそうです。

また1つめに、「できること、できないことを見分ける」というものが来ていることが ”40代ならでは!” と思いました。

 

 ・特に共感したこと

①できること、できないことを見分ける

・得意なことと、不得意なことを見直す
そうしておくと、これからあとの人生を楽しくられる。40代になったら努力してもできないことは、潔くばっさりと捨ててしまうのも1つ。いつまでも不得意なことをして、不幸になっている時間は無い。

 

それよりも、得意なことに注目して、それを活かせる新しい分野に進む。あるいは得意そうな分野を狙っていくほうがいい。

 

・大事なことにフォーカスする

仕事が大事なら、いまからやりきる。
家族が大事なら、家族を大事にする。
お金が大事なら、お金を増やしていく。

そうした大事な事と向き合って、きちんとやっていく姿勢が大切。意識していないと「自分は本当に何をしたいのか」を考える間もなく、50代になってしまう。

 

・他人の評価に振り回されない

評価されない理由には

1)自分のいる場所が悪い

2)会社のシステム、上司が悪い

3)物事のタイミングが悪い

4)取引先や時代が、自分の扱う商品やサービスをわかっていない

いまの状況や環境、待遇に不満だとしても、その感情に流されずに自分のできること、やるべきことをきちんとこなしていくことが大切。

 

社長になる人の多くは、40代で不遇の時期を過ごしている。そして、もう辞めようかなと思ったときでも、ぐっとこらえて、その場所で全力を尽くし、10年後にカムバックを果たしていることが圧倒的に多い。

 

⑤健康と時間を資産だと考える

 見過ごしがちな資産は「健康」と「時間」。お金や土地などだけではない。

お金を増やすのは大変かもしれないが、極端なことを言えば、お金は無駄遣いをやめて、賢く運用すれば必ず増えていくもの。

しかし、時間は貯めることができない。毎日何もしなくても与えられるが、その日のうちに使い切っていかなければならない。

ぼーっとしていても時間は流れていく。時間は上手に使うことしかできない資産である。こういう性質をしっかり意識しておかないと、何か慌ただしいままになくなってしまうものが、時間である。

 

健康もなくなって初めて気が付く資産。

人生でもっとも大切なものの2つではないでしょうか。

その時間と健康というものの大切さを、40代ではしっかりみておきたい。

 

⑧世界に自分は何を残せるかを考える

仕事はその関わり方で、あなたの人生を奇跡に満ちたものにすることもできるし、退屈で灰色にすることもできる。

それは、その仕事をあなたがどう選んだか、どうやるかで決まる

 

・奉仕する喜びは、幸せの源

ライフワークがもたらす、いちばんの報酬は、人に喜ばれる幸せである。

幸せに成功している人は、彼らがワクワクしてやることが、そのまま誰かを幸せにしている。

 

⑫新しいことに挑戦する

・仕事以外で楽しめることを探す

ふだんの仕事以外のことで楽しめることをもっておくと、これから後半の人生が楽しくてくる。

行動基準は、「自分が楽しいかどうか」。楽しいことを中心に生活していっていいのである。長い間、このことを忘れていませんか?

前回ご紹介した「東洋思想」に共通する考え方があります。

booktime.hatenablog.com

40代のうちに仕事以外で楽しめること、見つけて行動にうつしておくことは本当に大切。その時になってから探そうとしても難しい。

 

どんな状況の中でも幸せと豊かさを見出す。40代は、そういう訓練のスタートでもある。

 

後半の人生をずっと幸せで生きられるかどうかは、今日からの生き方にかかっている。自分の実力、個性を知り、すべてを受け入れることが大切。まわりを受け入れ、過去を受け入れ、未来も受け入れて、そして現在を楽しむ。それができたら、人生に幸せと平安を見出すことができる、と著者は最後に書いています。

 

ベストセラー作家の著者だからこそ書けた17個のヒント。たくさんの示唆や学び、気づきをもらうことができました。私もこれから40代を迎えるにあたって、ここに書いてある17個の中で特に共感・納得できたところは必ず実践していこうと思いました。改めて人生の折り返し地点という年齢を目前にして、こういった成功者からのメッセージをしっかりと受け止めて、自分なりに噛み砕いて、自分らしい後悔のない人生を歩んでいきたい。そう思いました。共感できる方はぜひ読んでみてください。おすすめです!

 

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「なぜ今、世界のビジネスリーダーは、東洋思想を学ぶのか」  田口 佳史

時代は再び大きな転換期を迎えている。


「会社や社会に与えられる人生ではなく、自分の人生を生きる。」
そのためには美意識やデザイン思考も重要だが、
『東洋思想的なアプローチ』が必要になってきている。


じゃあ、その東洋思想ってどんな思想なの?具体的に、誰のどんな考え方なの?仕事でどう活かせるの?って疑問がわいてきます。そんな疑問にわかりやすく著者が説明してくれる良本です!

東洋思想

 昨今の激しい様々な変化を明らかにしながら、7つのパラダイムシフトを説明し、そのパラダイムシフトの根底となる東洋思想について説明している本。

 

理系出身だから・・・文系だけど・・・論語」「老子」「孔子」「儒教とかよくわからない。まったく興味が無かった。けど、最近流行っているし、必要そうだから少し知りたいと思われている方。
実際東洋思想がなぜビジネスマン(欧米の起業家や日本の大企業のトップ)に流行っているのか知りたい方。またその中身を知ることで、今後の仕事にその考え方や切り口を活かしたい方にはおすすめの本です!

 

著者は東洋思想研究者。日本大学芸術学部卒業後、日本映画社入社。新進の記録映画監督として活躍中、25歳のとき、タイで重傷を負い、生死の境で「老子」と出会う。以後、中国古典思想研究に従事。1972年、株式会社イメージプラン創業、代表取締役を務める。東洋リーダーシップ論を核に置き、2000社にわたる企業変革指導を行う。

私の好きな本でもある「超訳 孫子の兵法」の著者でもあります。

 

 

この本では、今世の中で起こっている変化を2つの切り口で紐解いています。
1つは、「7つのパラダイムシフト」としての切り口から、「変化の正体」を分析しています。
2つ目は、「西洋と東洋の知の融合」という切り口です。
これまで私たちが生きてきた時代・社会は、原則として「近代西洋思想」をベースとして作られてきた。この近代西洋文明をベースとしたパラダイムが、あちこちで破綻(はたん)してきている。

パラダイムとは、「7つの習慣」でもキーワードとして出てきますが、「構造、考え方、心の中や頭の中の地図、理論」みたいな意味です。そういったものが変化して変わってきていることを「パラダイムシフト」と呼んだりします。

 

ポイントとして、

・西洋:外側にある対象に向かう  東洋:内側にある対象に向かう

西洋思想では、「外側」に関心の中心が置かれ、「誰でも理解できること」「普遍性」を重視し、モジュール化に適している。
東洋思想は、「自分の心の中」に関心が向けられる。自己の内なる仏や神に気づくこと、自己の仏性、神的に目覚めることを重視する。

幕末の思想家 佐久間象山は、「東洋道徳、西洋芸」という言葉で両者を対比した。つまり、東洋は「精神」、西洋は「技術」に長けていると。

 

7つのパラダイムシフトとは!?

①「機械的数学論」から「人間的生命論」へ

②「結果主義」から「プロセス主義」へ

③「技術・能力偏重」から「人間性重視」へ

④「見える世界・データ主義」から「見えない世界、直感主義」へ

⑤「外側志向」から「内側志向」へ

⑥「細分化・専門化型アプローチ」から「包括的アプローチ」へ

⓻「自他分離・主客分離」から「自他非分離・主客非分離」へ

 

この7つのパラダイムシフトを知れば、少なくとも今の時代の「どの部分が、どのように変化しているのか」を理解することができると著者は冒頭に述べています。

現に読み進めながら、1つ1つの変化の具体例やその変化の源泉が東洋思想を用いてわかりやすく説明されており、この先どうなっていくか!?、だからどう備えるべきか!?、どう考えて生きていくいくべきか!?ということが勉強になり、とても役に立ちました。これからもこの本は役立っていくと思います。

 

①「機械的数字論」から「人間的生命論」へ

中世ヨーロッパでは、「客観性の無さ」のため、不納得感が多かった。殆どの理由が「神のお告げ」であったから。

そこに産業革命とともに訪れた「客観性」
同じ時間で10個生産できる人は、5個の人よりも優れているという考え方。これこそ「機械的数学論」であり、近代西洋文明を始まりとした「人々の思考」「価値観」のベースになっている。

人間を機械的に評価し、すべてを数字で割り切っていく。

そして、現代では、

「もっと人間的に」「もっと楽しく」という思想。

デーセントワーク(働きがいのある、人間らしい仕事)とも言える。

今という時代、マネジメント層が考えなければならないのは、「楽しさ」「やりがい」「意欲」といった『より人間的な部分』へのアプローチである。

人間的、生命的な部分にアプローチしなければ、本当の意味でのモチベーションは上がらない。少なくとも、「継続的なモチベーションアップにはならない」という考え方が主流になってきている。

 

老子自分なりの「楽しさ」を大切にして、自らの「命を喜ばす」生き方を説いている。

 

こうしたパラダイムの変化を受け入れられない=環境に適応できない=生き残れない。だから今、欧米の起業家や日本の大企業のトップたちはこぞって東洋思想を学びはじめている。

 

どんな人からイノベーティブなアイデアは出てくるのか?

「楽しんでいる人」であり、「遊び半分の人」であり、「無駄なことをしている人」

老子は、「無用の用」という言葉でこれを示唆している。

 

「近代西洋思想偏重」から「西洋と東洋の知の融合」が求められている。

 

②「結果主義」から「プロセス主義」へ

結果主義というのは、「がんばれば、結果がでる」「結果よければ、すべてよし」の2つから成り立っている。

高度経済成長期はこれでよかった。しかし経済成長が止まってしまった現代では、この考え方に陰りが見え始めている。

老子が説いたのは、「やり過ぎてもうまくいかない」「自然のままにしていれば、万事うまくいく」「自然との調和を大事にする」
「今、ワクワクしているか」が最優先

「今を大事にする」という発想

 

つまり、

今、自分は楽しいか?

今、ワクワクしているか?

 

 「結果」よりも「プロセスそのもの」を大事にする世の中がやってきている。

「今、ここ」を大切にするマインドフルネス座禅が流行っている現代も説明がつく。(元アップルのジョブズやグーグル、インテルなどの最先端企業もマインドフルネスや禅仏教を研修に取り入れている。)

マインドフルネスについては、以前ご紹介したこの本もご参考に!


booktime.hatenablog.com

 

西洋の庭園が「完成したものを眺める」(左右対称、人工的な美しさ)という結果主義に近い思想に根付いているのに対し、日本の庭園が「プロセスを楽しむ」(自然を生かした回遊式庭園、歩きながら楽しむ)という思想を持っている点は非常に興味深い対比である。

 

働き方改革」のヒントは「茶の湯」や「論語」に隠れている。

論語の一説にあるように、いかにして「楽しむか」が大事であり、「楽しむ者」こそが最強の時代は既に到来している。

 

「生産性を高めよう」「残業時間を減らそう」という取り組みも大事だが、
いかに「楽しむ者」を増やしていくか。
そこに注力するのが、これからのリーダーの使命である。

 

 ③「技術・能力偏重」から「人間性重視」へ

前項の「結果主義」から「プロセス主義」へのシフトに似ている。

「結果主義」が通用しなくなってきている。
MBAに代表されるビジネススキルというものは過去の成功パターンを徹底的に研究し、高度に昇華させたコンテンツ。時代は「成長」「安定」「転換」というフェーズを繰り返すが、「転換」の時代には過去の成功パターンは通用しない。だからMBAで学ぶビジネススキルも通用しない。

 

「結果主義」の頃のように、「人間性に問題があっても、圧倒的な結果をたたき出す人」と一緒に働き、ビジネスをやっていきたいと思うでしょうか。

きっと、そうは思わないはず。

ワクワク、楽しく仕事をするなら、やはり「人間的に魅力にあふれた人」「一緒に楽しさを共有できる人」と一緒に働きたい という世の中になっている。

 

論語の有名な言葉が、この神髄を示している。
「政治や経営を『徳』を重視して行えば、北極星はじっとして動かないが、多くの星がその周りに集まり、働いてくれるようになる。」

まさに、この言葉通りのことを世界のトップたちは感じているからこそ、口を揃えて「『徳(Virtue)』が大事である」
と言うのである。

人工知能AIは、人間の「考える」という行為と、「判断する」という役割を担おうとしている。これもまた、「技術・能力偏重」から「人間性重視」へというパラダイムシフトを引き起こす原因の1つになっている。

 

では、その『徳』とは何か?『徳のある人』とは、どんな人なのか。

論語の中にある、孔子とその弟子とのやりとりに答えがある。

シンプルに

「自分が嫌だと思うことは、人にしない」

「自分の最善を他者に尽くす」

これを実践し続けられている人こそが、『徳のある人物』である。

 

④「見える世界、データ主義」から「見えない世界、直感主義」へ

 

成長期や安定期では、過去を分析すれば、ある程度の未来を予測することができた。しかし、転換期は、「過去とまったく異なる未来」が訪れる時代。そんな時代、世の中で相対的に重要度が増しているのが、
「見えない世界」であり、「直感」である。

 

ジョブズはユーザーニーズを分析してスマートフォンが求められていることを導いたでしょうか。そんなことはない。スマートフォンが存在しない世の中で、そんなニーズをつかむことは不可能。では、なぜできたのか?それが「直感」である。

 

ジョブズの言葉で
「人は、見せてもらうまで『何がほしいか』わからないものだ。」

相手が欲しがっているものをリサーチして、分析するのではなく、それを先回りして、「こんなものが欲しかったんでしょ」と提示する。そうやって提示するまで、そもそも人は「自分が何を求めているのか」をわからない。

 

近代西洋文明では、「見える世界」のデータを分析し、いかに消費者のニーズを満たすかということを考える。一方、東洋思想のDNAを自然に持っている私たちは「人の心」という「見えない世界」を繊細に感じ取り、直感で人を喜ばせることを考える。

老子の「道(タオ)」という言葉をご存知でしょうか。

「道の道とすべきは常道に非ず。」

つまり、

「これが道である」と言い表せるようなものは、本当の「道」ではない。

ということである。

 

言葉で表現できることには限界がある。
目に見えるものがすべてではない。

 

ビジネスの現場でも、こうした感性や精神性が重要視されるようになってきている。

 

そもそもプロフェッショナルとはどんな人なのか?

 

反対語のアマチュアから考える。
マチュア:素人
プロフェッショナル:玄人

「素」という文字は、本来「紡(つむ)ぎたての糸」のこと。真っ白で何にも染まっておらず、それだけ弱い存在だということ。(糸は強くするために藍などで染められていた)

玄人の「玄」という字は、もともと「くろい」という意味。糸が藍で染められ、強化され、「黒くなっている状態」。

この「くろい」という意味が少しずつ「暗い」というニュアンスをも表すようになり、東洋思想的に「プロフェッショナル」は「玄人」となり、「玄人」は「暗いところが見える人」となる。

 

「暗いところ」とは、「一寸先は闇」という言葉もあるように、「次の瞬間」「未来」というのも「暗いところ」の一つ。あるいは、「人の心」も「暗いところ」といえる。

つまり、プロフェッショナルとは、素人や常人には見えない「未来」や「人の心」が見えている人である。

 

優秀なビジネスパーソンは、ちょっとした状況の変化や情報を敏感に察知し、常に次の展開を読みながら働いている。

 

「ヒト・モノ・カネ」よりも、現代では「見えないもの」の価値が高まってきている。

それは、「信用」や「信頼」、「ブランド」であり、明文化できないレベルの「ノウハウ」である。

 

イオングループの会長である岡田卓也氏の実の姉で、イオングループの成長を支えた立役者として名高い小嶋千鶴子さんは、

「見えないものに重々神経を使うように」

とイオンの幹部社員に言っている。

 

この「見えないもの」とは何か。それを知るためにも、多くのトップリーダーたちが東洋思想を学んでいる。

 

⑤「外側志向」から「内側志向」へ

上に述べたこと、つまり
機械的に数字を叩き出すことが重要視されていた時代から、もっと人として「ワクワクできること」「徳を持っていること」の重要性が高まっているというのも「外から内へ」の変化の一つ。

また、マーケティングデータを重視した判断から、より直感を大事にするというのも「外から内へ」という変化である。

 

20年、30年前は、「出世のためにがんばる」「出世競争に勝つ!」という時代だった。今は、「出世なんかより、楽に楽しく働きたい」「生活できるレベルのお金があれば十分」というマインドに変わってきている

 

「自分がワクワクできるか」「やりがいを持てるか」「自分を成長させられるか」という内的価値を重視するようになっている。

 

いわゆる「外的要素」(条件の良さ、体面の良さ)より、自分の内面的な満足度や価値観を大事にしている。

 

 

日本人の「勤勉さ」はどこから来ているのか?

 

西洋は、「外的な圧力によって、自らを正していく」というアプローチ。東洋の仏教のベースにあるものは、ブディズム。「ブディズムとは、『目覚めた人(ブッダ)』を絶対視する」という思想。それは、自己に目覚めるということであり、

「自分の内側を徹底的に見つめ、自分自身に目覚める」ということ。

これが仏教で大切にしていること。欧米的な「外側からの教えに従う」という発想とは違う。

 

ただひたすらに打ち込むことの大切さ、その精神性(心の在り方)を重要視している。

鎌倉時代道元の教えからも学ぶことができる。

 

「周りの人に幸せそうに見えるか」ではなく、あなた自身が「本当に幸せなのか」が問われる時代。

周りからの目ではなく、
自分がどう思うか。

時代は明らかに「客観から主観へ」と重心が動いてきている。

 

⑥「細分化・専門化型アプローチ」から「包括的アプローチ」へ


転換期には「選んで、狭く勝負する」といういわゆる「細分化型アプローチ」ではなく、もっと広い視野で物事を捉える「包括的アプローチ」が相対的に必要となってくる。選択と集中」が通用するのは成長期と安定期だけである。

 

Q:どうすれば、イノベーションを起こせるのか?

 

A:相反する要素を成り立たせる

  矛盾を解決する

 

働き方改革や生産性向上も結局はこの答えにいきつく。

 

大原則として、仕事の成果とは、「かかる時間」に比例する。一日働くより、二日働く方が、より大きな成果を生む。当たり前の話。

しかし、働き方改革では、「時間を減らして、成果を維持する」あるいは、「時間を減らして、成果もアップさせる」という完全な「矛盾の解決」に取り組もうとしている

 

特定の部署、部門だけで取り組んでもうまくいかない。仕事全体を大局的に見て、包括的に捉えることで、根本的な改善がなされることはよくある。

ポイントは、「どれだけ多くの関係者が、包括的な視点を持てるか」である。

 

老子の言葉より。

「世の中に誕生したものはすべて、『陰』と『陽』という矛盾する二つの要素を内包している。それを『どちらをとるか』という二者択一の発想ではなく、心を空っぽにして、『陰陽両方を取る』という心持ちで、没頭没我の状態で万事に取り組むことが大事る。そうすれば矛盾を乗り越えることができる

 

時代は「直線的キャリア」から「らせん型キャリア」へ変わっている。 

今求められているのは、「価値観が異なる人と協働していける力」であり、「柔軟に自分を変えていく力」である。

転社ではなく、転職を経験している人は、らせんの幅が大きくなる。その幅をうまく使えるか、異なる立場、文化、価値観を理解し、包括的な視野に立ってマネジメントできるか、そこが問われる時代である。

 

⓻「自他分離・主客分離」から「自他非分離・主客非分離」へ

 

シリコンバレーでは、近年、インド人、中国人、イスラエル人の割合が圧倒的に増えている。

可能な限り情報をオープンにして、知見を共有することで、より優れたEVを開発したり、自動運転の未来を実現しようとしている。それが合理的な戦い方。

 

これまでの時代は、「ひたすら所有を目指す時代」。
今の時代は「所有」から「シェア」へと変わっている。

「モノがある時代」だから。「使いたいときに、使えればいい」という時代。

 

上司が部下に教える

部下は上司の言うとおりにする

というだけでは、戦えない時代になっている。

 

「主客非分離」「関係の曖昧さ」「立場の逆転」が起こっている。起こって当然。これからの時代では、ますます重要になってくる。

 

東洋思想は、「世の中はすべてが繋がっていて、全体感の中で自分が存在している」という考え方が主流。「個々の存在を分ける」という発想自体があまり無い。

 

日本には近江商人」による「商売の極意」として「三方よしがある。
「売り手よし、買い手よし、世間よし」。これも自他非分離の一つ

 

「自分」と「相手」はもちろん、世間様も一緒によくなっていかなければならない。こうした社会を意識したビジネスマインドは、今や一回りして非常に現代的な感覚となっている。

 

サステナビリティ(持続可能な社会)を作っていくことも、東洋思想的な発想から生まれている。

 

著者は、「世界は今、大転換期を迎えている。『経済の転換期』と『文明の転換期』がぴったりと重なる大きな曲がり角の時代を私たちは生きている」と言います。このような時代を生きるにあたり、私たちは何を考え、何をより所にしていけばいいのでしょうか。そのヒントは紛れもなく、「東洋思想のなか」にある。キーワードは「西洋と東洋知の融合」である。そう強く書かれています。

 

 

 

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「50歳の衝撃」  山本 直人

30代から読んでおいて損はない。

団塊の世代が退職したこれからの時代、平和な50代を送れる人は少ないかもしれない。
何をもって平和とする?
自分にとっての幸せな50代とは?
そんなことを考え始めるのに、早すぎることは無い。そう思って読んでみました。会社の偉いさんが読んでいたことと、「日経BP」で何回も宣伝されていたのもキッカケになりました。

50歳の衝撃

この本では、様々なビジネスシーンで見聞きする事実をベースに、25の葛藤(かっとう)物語が書かれています。どれも50歳前後の会社員が直面しやすい、人生を左右する「衝撃的な経験」ばかりです。

自分の身にも必ず、どれかのシーン、いずれかの衝撃がくるのだろう、そう思いながらしみじみと読みました。非常に濃い内容で考えさせられました。

これからどう生きるか?どう会社と付き合うか?

そんなことを今のうちに考えてもいいと思います。
(私にとって50代はまだまだ先の先ですが、これからの人生を考えてみるキッカケをくれた ということで役立つ本に入れました)

 

著者は、コンサルタントであり、青山学院大学経営学マーケティング学科講師でもある。慶應義塾大学卒業後、博報堂でクリエイティブ、研究開発、ブランドコンサルティング、人材開発を経て2004年に独立。キャリア開発とマーケティングの両面から企業を対象にした活動を行う。

 

ポイントとして、

・自分で勝手に「限界」を決めない
・新天地では自分を「緩める」ことも大切
・「育成」こそがキャリアを切り開く好機
・「貧乏くじ」も見方によっては「当たりくじ」になる
・「同調圧力」にタフになる

50歳前後でなくても、上のような文章を読むと、色々と思いが巡ってしまう。本当に50歳前後になったとき、自分はその後の人生をどう考えて生きているのだろう、会社ではどんな立場で、どんな仕事をしているのだろう。

そのときになってから考えても遅いかもしれない。だから今から少しずつ考えてみる。日々の仕事の中で、この本のことを少しでも思い出す機会があればラッキーかもしれない。そんな気持ちで読み終えました。

 

メモしたい文章として


会社の方針ばかりを気にしていても、評価されるとは限らない。だから「自分基準」が重要になる。経験を重ねた人ほど、もう一度自分の「大事にしていること」を思い出して、自分の基準を再構築すべき。

 

何歳でも「もうひと勝負」は十分に可能なはずだ。若返りを進める企業も多いが、それはミドル世代に対して、「もう一度、頑張れ!」というメッセージの表れでもある。

 

一定の年齢になったら、「次の役割」を自ら考えなくてはならない。いざ自分のことになると、ついつい後回しにしてしまう。まずは自分の強みをしっかりと自覚しよう。
本当に大切なことは「地位」ではなく「役割」。そういう考えでいれば、自分の持ち味を活かせる「居場所」が見つかる。

 

「自分たちなりの幸せ」をつかもうとする価値観が若い世代を中心に台頭している。現在の会社で「上を見る」ことへの関心が相対的に薄れている。しかし、それを嘆いても仕方がない。「自分の背中」を見せることで、新しい風土が育まれていくはずだ。

 

どんな仕事でも誰かの「役に立つ」ことで成り立っている。感謝の連鎖は全ての仕事の本質なのである。役回りが変われば、期待されることも変わる。その時に、自分自身の気持ち、つまり「欲求の質」を見直すといい。働く上での満足度に大きく影響してくるだろう。

 

キャリアのゴールに向けて、自分を上手に「着地」させていくことが求められる。「心の持ち方」次第で、その人の幸福度は大きく変わっていく。まず一息入れて、これまでのがむしゃらに働いてきた自分を「緩ませること」を意識してみるといい。「枯れる」よりも「小さな花」を咲かしていく感覚。

 

「自分と会社はそもそも、互いに独立した存在ではないか?」という単純な問いを考えるべき。はたから見ると当然だけど、自分と会社を一体化させていないか?
人生は1度きり。その当たり前のことを、会社生活の岐路では、もう一度自問するべきだと思う。

 

「自信」が「過信」となれば、場合によっては大きな失敗となる。
自分自身をできるだけ客観的に見る「ものさし」を持つこと。第三者から評価を受ける習慣を続けること。

 

「叱るか、ほめるか」という技法上の議論よりも、長期的にモチベーションを維持する育成をしないと、具体的な成果につなげることは難しい。「自分の言葉で冷静に語りかける姿勢」が何よりも求められる。

 

「部下のことを思って」と言いながら、自分の保身を優先する人は多い。しかし、本当に組織全体のことを考えて行動すれば、自らのキャリアが拓けることもある。
部下への振る舞いは、その人の大局観が問われることでもあるのだ。

 

「自分たちの若い時の話」は、決して規範になるとは限らない。むしろ、「違う時代の人なんだな」という思いを強めさせることもある。大切なのは「未来への目標」を共有すること。
「愚者は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」

 

家族の問題は、自分の仕事に少なからず影響を与える。問題が起きたとき、自分をコントロールできるだろうか。

 

休みが苦手でも、あえて「仕事っぽく」することで、自分なりの休み方が見つかるかもしれない。楽しみ方はいろいろあるはずだ。

 

自らの仕事の着地点が見えて来たころに、ようやく自分の仕事について夫婦で話ができるようになったという人の声もよく聞く。そして、改めてお互いのことを知り、仲を深めていくこともある。もう一度「仕事と家庭」を見直すことで、ミドル以降のライフプランに新たな見通しが持てることもある。

 

 

著者曰く
50歳というのは「真の自立」のために必要な時期なのではないかと改めて感じる。
現代の日本における「50歳」は、別れの季節の始まりでもある。親を送ることもあるだろうし、子供が自立していくこともある。職場の一線を退いて、今までの地位から離れていくこともあるだろう。また馴染の飲食店が店をたたむようなことも。
これらは50歳ならではの「機会」だ。そう思えば、様々な「別れ」も、真の自立のための自然な過程だと捉えることができる。

 

 

今の年齢でこの本に出会い、読めたことをとても幸運だと思いました。何も考えずに50代を迎えるのと、こういった本に触れておく、こういった考えを知っておく、具体的な衝撃を予測しておく、その時の考え方、考動を想像してみる。
いろんな気持ちが一話一話 巡りました。

今の私には実践的では無い本ですが、今後本棚で目に付いたときには読み返したくなる本だと思いました。いざ50歳前後になった未来では役立つだろうと確信しています。30代、40代の方におススメです!

 

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50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき

 

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50歳の衝撃 はたらく僕らの生き方が問われるとき (山本 直人)

 

 

「図で考える。シンプルになる。」  櫻田 潤

何かを人に説明するとき、図を使った方が断然伝わりやすい。そんなこと誰でもわかっている。

でもどんな図を書けばわかりやすいのか?
という事が知りたい方におすすめの本。
思考を磨き上げる7つのパターンを身につければ、これからの仕事で、はるかに人に納得してもらって動かすことができるんです。
でももっと役に立つことに、
図は、プレゼンツールである前に、
思考ツールだ ということがわかる本。

図で考える シンプルになる

・何かを考えるために、ノートにいろいろアイデアを書くけど、結局うまくまとまらない方
・色んなことが起きたときに頭の中が整理できなくなる方
・打合せ等でホワイトボードに手書きするけど、うまくまとめられない方
・人に仕事を頼むときに、説明が上手くないなぁと思う方
そんな方は、マッキンゼーやBCG的なロジックツリーやミッシーを学ぶ前に本書を読めば、楽にロジカルシンキングに足を踏み入れることができると思います。とてもわかりやすいので、おすすめです。

 

著者はニューズピックス インフォグラフィックエディター。
大学卒業後、プログラマーとしてキャリアをスタート。その後、システムエンジニアウェブデザイナー、マーケターを経て、現職。
仕事に必要な知識を身につける過程で、「モノゴトを深く理解したい」という欲求を持つようになり、そこから本やテレビ番組の要約を「1枚の図」にまとめる習慣が生まれる。作り上げた図を、自分の個人サイト「ビジュアルシンキング」にアップしたところ、従来の図解にデザインの考え方を反映させた手法が話題になる。

 

「図を使って考える。
そうしてシンプルになった思考を伝えれば、おのずと伝わる。」
と言い切る著者が書く本だからわかりやすいのは当たり前だとして、その中身の使える範囲の広さには驚きました。名著「7つの習慣」の7つを実践するのはかなり難しいかもしれないけど、この本に説明されている図の7つのパターンは誰でも実践できます。実践して習慣になれば、仕事の質も変わり、成果も上がります!

 

ポイントとして、

早速その7つの図とは、こんな感じ。↓

7つの図

そうなんです。誰しも一度は見たことがあるし、使ったことがあるかもしれない図なんです。だから親しみやすくて、使うことへのハードルが低い。ハードルが低いのに、あまり使っていない。使いこなせていない。
だからこの本を読んでから使ってみることに意味がある。
ハードルが低いのに、飛び越えている人が少ない。だから飛び越えて使いこなせば周りから一目置かれる”できる人”になれる!どんどん使って習慣にすれば本当に仕事で役立つと思います。案外当たり前のことができていないのに、「う~ん」と悩んでいることが多いんだな とこの本に気づかされたことを思い出します。

 

・それぞれの図のポイント

①交換の図

ステップ1:登場人物をパーツ化する
ステップ2:交換の矢印を書く
ステップ3:交換内容を書く

 

②ツリーの図

ステップ1:パーツ化する
ステップ2:グルーピングする
ステップ3:1つのツリーにまとめる

 

③深掘りの図

ステップ1:なぜかを考える
ステップ2:Q&Aを繰り返す
ステップ3:1つにまとめる

 

④比較の図

ステップ1:タテ軸を決める
ステップ2:ヨコ軸を決める
ステップ3:比較対象を配置する

 

⑤段取りの図

ステップ1:ステップ数を数える
ステップ2:ステップを用意し、説明を書く
ステップ3:説明を磨く

 

⑥重なりの図

ステップ1:何の組み合わせかを考える
ステップ2:円を用意し、内容を書く
ステップ3:円を重ねる

 

⓻ピラミッドの図

ステップ1:何段階あるかを考える
ステップ2:ピラミッドを用意し、概要を書く
ステップ3:概要に説明を加える

 

超シンプルにこのような「まとめ」があるのですが、本の中では、実際に仕事で使える実例を用いて丁寧に説明されています。冒頭で「桃太郎」のあらすじを図で説明しているところなんかは驚きでした。

 

全て「丸や四角と矢印」だけでシンプル。図がシンプルだからこそ、そこに書き加えるコメント・内容もシンプルにしようと頑張っちゃいます。シンプルを目指して頑張ると要点だけを考えようと脳が動き出します。図があると、そこに何かを入れようと勝手に頭が動き始めます。それが恐らく「考える」ということなんだな、と実践しながら感じました。

 

 

著者は、個人サイトで有名になってから、「デザイン×図解」「図解思考」といったテーマで研修、ワークショップの依頼が舞い込むようになりました。依頼先の会社では部署を横断し、同じ研修を複数回実施するなど、その満足度も極めて高い。そうした活動が高く評価され、2014年よりニューズピックスに参画。新しい時代の記事表現として、図解やビジュアルを幅広く用いた記事を多数執筆、デザインする。

 

本当にシンプルな図と矢印だけで、こんなに考えるという行為ができるようになるんだという感動を味わえます。感動を味わうだけでなく、日々仕事で考えるときに使っていくと、考えることが好きになります。実際私もノートを見ると、丸や四角や矢印が多くて、後からノートを見たときに、その仕事のことがすぐにわかるように整理できていました。これからの時代、ノートをうまく使ってAIが考え出せないような組み合わせや領域へと考えを伸ばしていかないといけない!そんな気がします。

 

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図で考える。シンプルになる。

 

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図で考える。シンプルになる。(櫻田 潤)

 

 

「人と組織を効果的に動かす『KPIマネジメント』」  楠本 和矢

以前「最高の結果を出すKPIマネジメント」という本を読んでから、KPIについてもっと深く学んで、仕事に活かしたいと思い、読みました。前述の本が「KPIとは何か?というレベルから、その設定方法やKPIマネジメント全体の流れを知ることができ、初級編から中級編という印象でした。さすがリクルート社内でKPIの講師をされていた方が書かれた本だと感銘を受けました。↓↓↓

booktime.hatenablog.com


一方今回のこの本は、人間の奥底にある感情や本音(インサイト)を探り出し、そこからKPIマネジメントのストーリーを作成する」という手法が紹介されています。表面的な意識や行動や、ちょっと調べればわかるようなことをKPIに設定しても意味がないということを、実例を交えながらわかりやすくその手法を説明されています。

KPIマネジメント

・KPIの意味は知っているけど、どうやって決めていけばいいかわからない方
・KPIを設定して仕事をしているけども、あまり効果が出ていない方
・そもそもKPIに設定している内容が「これでいいのか?」と疑問を感じている方
・KPIは達成しても、KGIの達成にうまくつながらない人
このようなことに悩んでいる方には最適な本で、役立つと思います。

 

著者は、神戸大学経営学部卒。丸紅株式会社で新規事業開発業務を担当。外資系ブランドコンサルティング会社を経て、現在は国内コンサルティング会社の執行役員に従事。これまで国内コンサルティング会社のプロジェクトの統括役として多岐にわたるプロジェクトを担当。現在は同コンサルティング会社において、人材育成事業の統括、重点企業のプロジェクト統括、及び外部企業とのアライアンス構築業務などに携わる。

 

この本で特徴的なのは、先述したインサイトやストーリーからのアプローチだけでなく、豊富な実例にあります。
日本航空株式会社(V字回復で有名)、株式会社丸井グループ株式会社あさひ自転車屋さんですね)、小林製薬株式会社(CMでお馴染み)、株式会社サイゼリア(イタリアンレストラン)、ハウステンボス株式会社、株式会社SBI証券など、有名企業がどのようなKPIマネジメントをおこなったのかが、詳しく書かれています。

 

そこで働かれている方との対談(インタビュー)もあり、そのKPIを設定した背景や、発生した問題、そしてその問題をどう乗り越えて解決してきたか、など活きた情報を得ることができ、
本書で書かれているKPIマネジメントの実用性を確認
することができます。何によりそういった実例があると、自分の会社にも適用する際にとても参考になります!

 

また、KPIマネジメントをするとき、トップダウン型とボトムアップ型の2つのアプローチがありますが、この本は完全に
ボトムアップ型のアプローチ
です。
KPIの設定対象として、複雑な人間的意識や感情などが入りやすい場合や、トップライン(最前線)を伸ばしていくという「積極型」の指標を作る際、このボトムアップ型アプローチをとることが多いと著者は書いています。

 

ポイントとして、

・KPIと聞くと「机上の話」「小難しい概念論」「数値的な世界」を想像してしまう。

しかし、この本は

・人の心理が出発点
・現場でのリアリティ
・再現できる方法論

この3つをKPI作成のアプローチのベースとしています。

つまり、「あるべき論」の押し付けではなく、人の奥深いところにある本音や実情や気持ちを大切にし、会議や机上ではなく、あくまで行動(業務・アクション)を起こす現場の人の現実を踏まえている。そして誰でも同じやり方を行えば、誰もが成果が出せる方法が書かれているのです!

 

・KPIとは、
「事業目標の達成に向けて、ムダなく行動するために集中する点を明確にし、その進捗を測るためのもの」である。

 

・KPIの種類→この本では、KPIを3つのレベルに分けて書かれています

①KFI:Key Financial Indicator 最重要財務指標

②KRI:Key Result Indicator 重要結果指標

③KAI:Key Action Indicator 重要活動指標

前回ご紹介した本では、KGIとCSFが主な登場指標でしたが、ちょっととまどいますね。でも大丈夫です。前回のは、こんな感じ↓

KPIマネジメントめも

つまり、KFIが財務的でない場合は、KGIでオッケーです。
なんだかんだ言って、KGIが「売上」や「利益」や「費用」のようにお金に関係することが多いので、その場合はもう「KFI」としておこう ということです。

KRIは、上のメモでは、KPIと考えてもよさそうです。

ニュアンス的には、「あるべき状態」(KR:Key Result)を数字で表したもの。

KAIは、実際にKRIの結果(あるべき状態)を得るために起こすアクション・行動の指標ですね。このへんは、以前ご紹介した「鬼速PDCA」も読まれると非常に理解しやすいです!

booktime.hatenablog.com

 

「KPI設定の順序」

KPIは、ストーリーから考える

3つのKPI(KFI、KRI、KAI)を戦略的に機能する形でつなぐために必要な作業。それが「ストーリーを考える」という作業。

「正しいストーリー」を作るための十分な情報やデータが最初からそろっていることなどめったに無い、稀(まれ)である。だから深く考えて、推測することが重要。

 

この本では、例として

目的:新規顧客の開拓による、売上の獲得

あるべき状態:「とにかく一番身近に居てくれるから便利」と思われている状態を作ること

として、取り巻く主なステークホルダーの意識や状況を洗い出し、KPIマネジメントを成功させるストーリーが書かれています。とてもシンプルに書かれているけどわかりやすい内容です。

 

あー、ストーリーってこういうことか。こうやってKPIを設定していくんだ。ということがなんとなくわかります。

この「なんとなく」「だいたい」になり、「完全にわかる」という状態に本を読んでいくうちになっていきました!

 

・KPIマネジメントではインサイトが欠かせない

インサイトとは、
・表面に現れていないもの
・未だ気づいていないニーズ
・建前ではなく本音の部分
・刺激によって出てくる感情(心のツボ)

人を動かすためには、深層を感じること。「学習する組織」の著者ピーター・センゲの名言である。『人を動かすためには、表層的な気づきを超え、もっと深い場所で何が起こっているのかを感じ取ることこそが重要である』

以前「入門」編をご紹介しています。一生近くに置いておきたい深い1冊です。

booktime.hatenablog.com

ちなみに、インサイトの反対語は

パーセプション(perception)
・表層的に見えているもの
・顕在化しているニーズ  です。(本文より)

 

・KPI策定の具体的なステップ

①「事業の大目標」をKFIとして設定する
※活動の大目的が「財務的な成果」でない場合、KGIとして設定。

 

②対象事業に関わるステークホルダーインサイトを探索する
インサイトを要素として探索した後は、それらの関係性(因果関係)について構造化する(構造化する→図にしてわかりやすくする)。

 

③棚卸ししたインサイトをもとに「あるべき姿(KR)」を導き出す
短期で追うKRと中長期的に追うKRがある。混同せずに使い分けること。

 

④「あるべき状態(KR)」を実現するための「キーアクション(KA)」を導き出す

インサイトをしっかりと踏まえ、KRの実現に貢献するキーアクションを導出する。
複数案出して、その中から筋のいいと思われるものをチョイスする。

 

⑤KFI(KGI)、KR、KAを波及効果で連結し、「ストーリー」としてまとめる

KFI、KR、KAをつなぎ、ストーリーの背骨にあたる部分を作り、そこからさらに期待できる波及効果や、新たに見えてきた阻害要因、ストーリーとして弱い部分を見極め、ストーリーを発展させていく。
「本当にこのストーリーは機能するのか?」と、健全な自己否定精神を持って進めること。

 

⑥KR、KAに、測定可能な指標を施し、計測プランを立てる

ストーリーの完成後、最後に「あるべき状態(KR)」と「キーアクション(KA)」に、測定可能な指標を設定し、測定手法(調査手法、対象者、周期など)を決める。

KRについて、直接測定が難しい場合は、「代替指標」を検討する。
※「代替指標」については、本書で詳しく説明されています。

 

著者は、人材育成事業については、プログラムの開発と共に、講師も担当している。同社グループ企業内(連結1万7000人)において、圧倒的実績トップのビジネス研修講師として、年間数十社にわたる企業の人材育成に携わっています。青山学院大学専門職大学院国際マネジメント研究科 非常勤講師(2015年度、2016年度)なども務めた。

 

何かをマスターするには、その分野に関する本を5冊は読まないといけないと何かの本に載っていました。鬼速PDCAも入れると、この本が3冊目になります。順番としては非常に良かったです(たまたまですが。。。)
KPIマネジメントに関して基礎的な知識はあるけど、もっと実践的な内容を知りたいという方にはとても役立つと思います。おススメです!

 

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「『3行日記』を書くと、なぜ健康になれるのか?」  小林 弘幸

1日のうちで健康にとっていちばん重要な時間は、

「寝る前」である
寝る前に、たった3行の日記を書くだけで自律神経のバランスが整って、心身ともに調子がよくなる!ということを教えてくれる本です。

その「具体的なやり方」はもちろん、「医学的な根拠」がわかりやすく書かれています。だから役に立つ本に入れようと思いました。” たった3行を機械的に書くだけ” というのが気に入りました。ビジネス書では無いのですが、これから寒くなるので健康第一ということで、役立つ本とさせていただきます!

人生100年時代。やっぱり健康寿命を延ばしたいですよね)

3行日記を書くとなぜ健康になれるのか

30代中盤くらいから、
・なんとなく調子が出ない
・なぜかやる気が出ない
・体が重い気がする
・長い時間 集中できない
・すぐにイライラしてしまう
みたいなことが多くなってくる人が多いと思います。

たいていの人は、「最近睡眠不足かな?」「昨日ちょっと飲み過ぎたかな」「ストレスだな」などで片づけてしまって、深く原因を考えないことが多いと思います。

しかし、著者曰く、そういうことを体が感じた時点で、「体の異常はかなり進んでしまっている」とのこと。こうした不調感や不安は、
自律神経が発しているアラーム
なのです。

思い当たることがある方や、これから少し健康に気をつかおうと考えている方には、役に立つと思います!

 

著者は、順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1987年順天堂大学医学部卒業。92年、同大学大学院医学研究科修了。ロンドン大学付属英国王立小児病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立小児外科講師・助教授を歴任する。
自律神経研究の第一人者として、スポーツ選手、アーティスト、文化人へのコンディショニング、パフォーマンス向上指導にかかわる。

 

「日記をつけると健康になる」と言われても、なかなか急に信じられないと思います。ですが、

「日記をつけると、自律神経が整って、自分の心と体をコントロールできるようになる。だから健康になる」
と言われてると、少し興味がわいてくると思います。

ちょっと内容を知りたいな と思った方はぜひこの本を読んでいただきたいです。自律神経のコントロールの仕方を睡眠、運動、食事、呼吸の仕方など、様々な研究をし続けてきた著者だからこそ、ここまでわかりやすく、実践しやすくまとめられたと思います。心身ともに健康に、仕事もプライベートも充実したい方には本当にいい本だと思います。私もこの本を教えてもらってから、3行日記続けています。(本書にも書かれてすが、毎日じゃなくてもいいのです!)

 

ポイントとして、

①寝る前に、ひとりになって机に向かう。

②日付と曜日は必ず記入する。

③テーマは

 (1)今日いちばん失敗したこと
 (2)今日いちばん感動したこと
 (3)明日の目標

の3つだけ。(1)→(2)→(3)の順番で、1行ずつ書く。

(この順番も意味があり、大切!この本で説明されています)

④時数に制限はないけど、できるだけ簡潔に短く書く。

⑤必ず手書きで、ゆっくりと、ていねいに書く。

この5つだけ。

役立つように一覧メモにしておくとこんな感じです。↓

 

3行日記めも1

↑いきなり「曜日」を忘れている(汗)すみません。↑

でもこうやってアウトプットして、ミスしたことで、次から忘れないからO.K.!
(笑)

 

・なんで3行日記が健康にいいのか?

先ほどの(1)~(3)を書くことによって、1日を振り返ることができる。そうすると、その日の自律神経の乱れが修正されて、心と体が落ち着きを取り戻すから。

 

著者は、医師として、ずっと自律神経をコントロールする方法を追い求めてきました。睡眠、食事、運動はもちろん、呼吸の仕方や時間の使い方、日常生活の心がけにいたるまで、あらゆる方面に目配りしながら自律神経のコントロールにつながるノウハウを模索してきました。

そして、たどり着いた究極の自律神経コントロール法が「日記をつけること」なのです。著者は、これこを「生涯にわたって健康に生きること」を可能にする究極の健康法だと考えています。

 

・自律神経の乱れは毎日リセットしないとどんどん悪化する

自律神経はいったんバランスが乱れるとなかなか戻らない。自律神経は「怒り」「憤まん」「あせり」「緊張」などによって大きく乱れるもの。いったんバランスを崩すと、その後数時間は元に戻らない

だんだん自律神経が疲れて、「バランスが崩れているのが当たり前のような状態」になってしまう。→雪だるま式に疲労がたまる→どんどんバランスが悪化→病気になる
(いやだー!)

だから、自律神経のバランスの乱れを1日1日リセットして、その日のうちに悪い流れを断ち切っていくことが重要。その自律神経のリセットにもっとも効果を発揮する簡単な手段が、「1日の終わりに3行の日記をつけること」である。

 

・自律神経って?
(そもそもそこがハテナ?の方へ。ご存知の方は飛ばしてください)

自律神経には「交感神経」と「副交感神経」のふたつがある。
交感神経:アクティブ・モード
副交感神経:リラックス・モード


交感神経を車にたとえると、アクセルの働きをしている神経。例えば、仕事で緊張しているときや、他人と何かを激しく争っているとき、あるいは身の危険を感じるようなとき、私たちはなんとか力を振り絞って目の前の状況を打開しようとします。そういうときに交感神経はグイッとアクセルを踏み込んで心身を戦闘状態に移行させる役割をしている。心拍数や血圧が上がる。呼吸が速くなる。血管は収縮。気持ちは高揚してアグレッシブに。

 

副交感神経を車にたとえると、ブレーキの役割を果たしている。例えば、ひとりでくつろいでいるときや寝ているとき、気心の知れた家族や友人とおだやかに楽しんでいるとき、私たちは肩の力を抜いてくつろいでいます。こういうときに、リラックスした状態られるのは、副交感神経のブレーキがかかっているから。心拍数や血圧は下がる。呼吸はゆっくりになる。血管が適度に拡張して、より効率的に休めるような状態へと体がシフトしていく。気持ちも安心して落ち着いて、平穏無事でのんびりした方向にむかっていく。

 

このように、交感神経と副交感神経は互いに異なった働きをしながら、私たちの心と体の状態をコントロールしている。

自律神経も交感神経と副交感神経のバランスがとれていることが大切であり、どちらか一方にかたよった状態が続くと、様々な病気やトラブルを起こすことにつながってしまう。

 

・交感神経と副交感神経は、「バランス」だけでなく、「レベルを高く維持すること」が重要

自律神経がもっともよい状態で機能するのは、交感神経と副交感神経が両方とも「高いレベル」で「バランスよく」働いているとき。

下の絵で「A」の状態。

3行日記めも2

3行日記を書くことで、このAにもっていくことができる。そしてそれをキープすることができるのです。本の中で詳しく説明されています。

 

著者自身も10年以上にわたって、この「3行日記」をつけています。
1日の締めくくり日記に向かうと、いつも時の流れが止まったかのような感覚を覚える。そして、今日1日を振り返りながらペンを落とすと、その瞬間呼吸が整って自律神経がスッと落ち着くのです。どんなに忙しくてたいへんだった日も、どんなに神経がカリカリした日も、日記にペンを落とすとふっと我に返り、心と体が平静さを取り戻します。この1日1日の流れを「止める」ことが自律神経にとってとても重要な意味を持つと考えられています。

 

日記は多くの成果を上げているビジネスマンも行っていることで有名ですし、マインドフルネス関係の本や、リーダーシップ関係の本なんかでもよく勧められています。
でもなかなか続かないですよね。(私も続かない人でした)

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でもこの「型にはまった3行だけ」なら続けられる人は多く、私の周りで起業している方も実践されている方が驚くほど多かったです。(隠れた名著かも!?)
これだけで体も心も健康になれるなら、一度実践してみてはいかがでしょうか。ノートとペンがあれば今日から始めることができます!1回やってみただけで、そのリラックス効果がわかりますよ。おすすめです!

 

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「3行日記」を書くと、なぜ健康になれるのか? 小林弘幸

 

 ↓こちらもおススメです↓ 私は5年日記を使っていますが。。。