ビジネス書 自己啓発本 「本当に役立つ本」 紹介 !

年間300冊以上好きで読んでいますので、アウトプットしようと決意。できるだけ質のいい、活かせる情報を。

「語彙力がないまま社会人になってしまった人へ」  山口謡司

2017年に流行語大賞をとった「忖度」。その「忖度」と「斟酌(しんしゃく)」の意味と使い方の違い、「幾重にも御礼を申し上げます」の「幾重」の本当の意味、「傍ら痛い」と「片腹痛い」の違いなど、絶対に知っておいて損はしない本当に重要な言葉がわかりやすく書かれています。漢字の ”語源” から説明されているので、非常に覚えやすいです。
評価される人が最低限「押さえている言葉」と「モノの言い方」が学べる本として有名です。「おっ」と思わせる文章をメールなどで書く、さらっと会議で使える言葉が多数収録。会社での会話や文書を書く際に活かせる言葉がたくさん学べる良書です。

 

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新聞やテレビ、雑誌などで使われている言葉の意味がよくわからない。わかったつもりで、本当の意味を知らない。メールを書いていて自分の気持ちに ”ぴったり” くる動詞や言葉がなかなか出てこない。だから結局いつも同じ言い回しになってしまう。そんな事で「ん~」とたまになる方に、ぜひ読んでいただきたい1冊です。(この本が出てから続々と同じような書籍がたくさん出てきましたが、色々読んだ結果、この本が一番私は役に立ちました。

 

著者は「日本語の奇跡」、「ん」、「日本語通」などベストセラー著書多数ある「言葉の達人」です。その裏付けの1つとして、著者は10年に及んで、スウェーデンデンマーク、ドイツ、ベルギー、イタリア、フランスの各国図書館に所蔵される日本の古典籍の調査を行い、またその間、フランス国立社会科学高等研究院大学院博士課程に在学し中国唐代漢字音韻の研究を行い、敦煌出土(とんこうしゅつど)の文献をパリ国立図書館で調査されています。難しい言葉が並んでいてよくわからないですが、ネットで調べるとそのスゴさがわかります。

 

ポイントとして、
・この本には以下のような言葉を収録しています

①社会人としての「知性」と「教養」を感じさせる語彙
②「会議」「プレゼン」「交渉」「打ち合わせ」「コミュニケーション」・・・などで   結果が出る便利な語彙
③よく使われているけど、しっかり意味がわかっている人は少ない語彙
④そもそも間違えて覚えている可能性が高い語彙
⑤心の状態をうまく ”表す”  ”伝える” 語彙
⑥「同音異義」「年配の人、地位がある人が使う」語彙

この6つを見てワクワクした人は読む価値があると思います。

 

・斟酌する・・・「何卒かかる事情をご斟酌いただき、あしからずご了承いただきますようお願い申し上げます」などで使う斟酌。「斟酌」という言葉は「忖度」とよく似ているのですが、「相手の事情や心情をくみ取ること」、また「くみ取って手加減すること」から、「遠慮する、言動を控えめにすること」という意味で使われます。

 

この「斟酌」という感じは「斟」も「酌」もお酒に関する言葉です。「酌」は今でも「酌をする」という言葉で使われますが、本来はビンに入ったお酒をヒシャクでくみ出すということを意味しました。相手にどれだけお酒をくんで、注いであげようかと考えて、お酒を差し上げるということです。

同じように「斟」も・・・
というように、漢字の語源の説明も入り、その熟語の意味から正しい使い方や例文までしっかりと「覚えて」、「使える」ように構成されています。

 

その他、本を読んでいるとよく目にする「あまつさえ」や「いみじくも」など、あーなるほど、そういう意味もあったんだ。そういう由来があるんだ!と呼んでいて楽しくなります。

 

語彙の紹介だけでなく、終章には「こうすれば語彙力は自然に高まっていく」と題して、著者流の語彙力アップ術が書かれており、大きな釣果(ちょうか)を得ることができます(さっそく使ってみました 笑)。

 

著者からのメッセージが心に響きました ↓

「言葉を大事にすることは、人を大切にすることにつながります。そして、言葉は人の美しさ、人の凛々しさを外に示すための大事な『化粧』でもあります。この本があなたの心の豊かさ、言葉の豊かさへの扉となることを望んでやみません。このような一面も考えつつ、できる社会人としてふさわしい語彙力を身に着けていきましょう」

 

これから外国人がもっと増えていく日本。その外国人から賛美されるジャパニーズホスピタリティ。その一面を支える美しい日本語。この日本語を大切にしていくには、まず正しく知ることからはじめたいと思いました。共感される方には是非読んでいただきたいです。

 

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「一流の人は、本のどこに線を引いているのか」  土井英司

年間1000冊以上、のべ2万冊以上ビジネス書を読んできた著者だから語れる、究極の書評本であり、読書術であり、選書術でもあります。著者である土井氏が、今までに読んできた新旧 山のようなビジネス書の中から、読者である私たちが、自分自身の1本の線を引けるるようになるために「どんな本を読み、何を吸収し、どのようなアクションにつなげていけばいいか」を面白く、そしてわかりやすく書かれた超お得な(得るものが多い)本です!

一流の人は、本のどこに線を引いているのか

ビジネス書や自己啓発本をどのように読んだら良いかわからない。そもそも何を読めば良いかわからない。仕事で専門にしている本は飽きてしまった。これといった専門がない。本を読んで大切そうなところに線を引くけど、その線が役に立っているようには思えない。その前にどこに線を引けばいいかわかない!そんな悩みや疑問を持たれている方にはピッタリです。著者 土井英二氏の視点で、明確な答えを全てに与えてくれます。

 

著者は慶應義塾大学 総合政策学部卒業後、日経ホーム出版社(現・日経BP社)を経て、2000年にAmazon.co.jpの立ち上げに参画。売れる本・著者をいち早く見つける目利きと斬新な販売手法で数々のベストセラーを仕掛け、「アマゾンのカリスマバイヤー」と呼ばれた、いろんな意味でビジネス書の達人です。

 

自分にとって価値ある1行に出合うためには、「いい本」にめぐりあわないといけない。本の内容がおもしろいかどうかなど、あなたのビジネスには何の関係もない本はあくまで、それ自体を楽しむものではなく、人生を楽しむための「ツール」である。さらに著者は「1冊に100本の線を引くことよりも、100冊に1本ずつの線を見出すほうが現実的だし、実りが多い」と述べている。その見出し方も実におもしろく本書に書かれています。

 

ポイントを説明する前に、この本がお得である理由の1つを紹介!!
なんと本書の194ページから240ページ(最終)まで、巻末付録として、著者が実際に読んだ2万冊のビジネス書のなかから、44冊を厳選!そして、それぞれに引いた「線」が紹介されています。そして、なぜそこに「線を引いたか」も記載されています。ビジネス書を知り尽くした著者の選書、とても私は得した気分になり、何度も読み、そこから何冊も買ってしまいました。(たぶん皆さんも買いたくなります。)

 

ポイントとして、
・書評や読書感想文などを書く必要はない。たった1行でいいから、自分の身になる文章に線を引き、それを体にしみこませること。それができれば、その本は価値ある1冊ある。(私には耳が痛いですが、この「しみこませ方」も書かれています)

 

・「全部読まないといけない」という病は捨てる。全体を通して読むような「全体練習」をするよりも、いま必要な箇所だけを読む「部分練習」をするべきである。

 

・好きな情報は、いつの間にか自分の中に入ってくるものだ。嫌いなもの、自分と価値観の合わない本を、むしろ意識して読んでいくといい。世界が重層的に、横断的にみえてくるはずだ。(独学の技法でいうクロスオーバー人材)

 

・「そうだ、その通り!自分の考えは間違っていなかった!!」と感じる箇所には絶対線を引いてはいけない。単に自分に酔っているだけだ。逆に、読んだときには多少の嫌悪感があっても、どういうわけだか、”気になる” 1行に出会うことがある。こんな1行には思い切って線を引いてみるべき。

 

・出版社や編集者は、本を売るために、たとえ自己申告(著者が発信しているウソやはったり)だらけの本であっても、あたかも読むべきところがあるように見えるタイトルや見出しをつける。そのうえ、学びたくなるように感覚を刺激するデザインを駆使して装丁をつくり込んでいく。こうした罠にだまされてはいけない。

 

・いい話は、「心の栄養」になるが、ビジネスとは関係がない。

 

・ある事象を「原因」と「結果」に分けて考えてみると、線の引き方は劇的に改善できる。結果ではなく、原因に線を引く。原因と結果を見極めなければ、すべての戦略が間違ってしまう。

 

・結局、学びとは「類推」である。ちがう世界のものを受け取って、自分の世界に適用

何かの成果物を生もうとする。(ここも独学の技法に共通しています)

 

著者はAmazon.co.jpから独立後、有限会社エリエス・ブック・コンサルティング代表取締役であり、日刊書評メールマガジンビジネスブックマラソン』編集長も務めています。著者だからこそ書評が許されるし、期待される、と本書を読んで納得しました。
世界で計600万部以上のベストセラーになった「人生がときめく片づけの魔法 (近藤麻理恵)」をプロデュースしたのも著者なのです。

 

ポイントがたくさんあり過ぎて困る本です。ビジネス書や自己啓発本が好きな方はもちろん、本当にもちろん、そして好きでない方、これから挑戦してみようかなと思っている方にとっても、非常に有益な1冊だと思います。どの本を読もうか迷ったら、まずはこの本をおススメします!

 

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「あなたの『文章が劇的に変わる』5つの方法」  尾藤克之

「文章力」は1度、身につけてしまえば生涯にわたって使うことができる。しかし、こんなに大事な「力」でありながら、実用的な文章の書き方は学校では教えてくれない。
という著者の文章が目に入って、思わずワクワクしてしまったので読んでみました。非常に大きなポイントから細かいところ(接続詞や助詞の使い方など)まで、「必ず伝わり、相手の心を動かす すごい文章を書くためのテクニック」を、5つの「スゴ文」の極意としてまとめられています!

あなたの文章が劇的に変わる5つの方法

仕事の中心にはいつも「文章」が存在していますね。メール、ホームページ、会社案内、企画書、報告書、議事録、打合せの為の資料 SNS などなど・・・これらの文章のできばえで評価されることはないでしょうか。
私は過去にありました。社会人なりたての頃、報告書に何度も赤ペンを入れられてやり直しをさせられていました。。。そのたびに「できない新人」というレッテルを貼られていたかもしれません。
そんなレッテルを貼られたくない方、貼られているけどはがしたい!と思っている方、文章を書くのが苦手だけど克服したい!という方におススメの本です。

「文章は誰でもうまく書けるようになる!」と繰り返し主張する著者は、言論プラットフォーム「アゴラ」を中心に執筆活動をされています。以前は経営コンサルタント、IT企業の役員、また代議士の秘書としても活躍されていました。どの職場でも数えきれないほど書類やレポートを書きなおし、経験値とスキルを上げてこられたそうです。その文章を書くスキルがこの本に余すところなく盛り込まれています。

 

これだけはおさえておきたい「伝わるスゴ文」5つの掟として、

 

①文章のゴールをはっきりと見極めるべし!


②難解な言葉を使わず説明できる。それが文章のプロ。


③鍵は文末にあり!文末変化でイメージはガラリと変わる!


④最低限の文法で、相手の理解はより加速する!


⑤心をつかむ「フック」に全力を傾けろ!


が挙げられ、1つずつ例文を用いて丁寧に書かれています。どれも当たり前やん!と思われる方も、読んでみる価値はあります。必ず新しい「気づき」や「学び」がある内容だからです。

 

ポイントとして、
・文末表現で「です・ます調」と「だ・である調」が混在しないこと。どちらかに統一すること!読みやすさを意識して、媒体(書くもの)によって書きわけるなど工夫をすることが大切。
注意点として、文末表現を統一したとしても、同じ語尾が続くと平坦な文章になり、印象が悪くなる。「です・ます調」であれば、「でしょう」、「ます」などに、「だ・である調」であれば、「なのだ」、「思う」などに置き換えるなど工夫をすること、それによって文章にメリハリをつけることができる。

 

・人前で話をするときなども同様、文章でも読み手の心をつかむためには、つかみ、つまり文章のはじめに置くフックが大事。必ずタイトルや冒頭に、フックがかかるポイントを用意する。
意外なキーワードの組み合わせや、普段の行動に関するドキッとする提案など、見出しだけで生地へと誘導するようフックをかけていく。

 

・5つの掟 以外で著者が重視しているポイントとして3つ。
①根拠
一次的な情報(ある人から聞いた話など)を鵜呑みにせず、必ず裏づけや確認をとること。

②客観性

「~である」と主観を述べたあとに、「というのも」と続け、専門家のコメントなどを挿入して客観性をもたせる。

③明確さ
「うまい文章」とは「行動を促す文章」ということを常に意識して、
本当に伝えたいことをシンプルに書く。

 

著者は国会議員秘書、大手コンサルティングファーム、IT系上場企業の役員を経て、現在、社会貢献団体のアスカ王国も運営。現在は「アゴラ」のオーサーとして、時事問題や書籍関連の記事を投稿しています。鋭く斬新な記事は話題を集め、多くのヒット商品を生み出していますが、その他NHK地方放送局や民放各社、業界専門誌や経済紙などメディアへの出演も多数。取材・執筆依頼が後をたたない文章の達人です。

 

文章を書くということは大事なスキルなのに、学校では「読解力」に重点が置かれています。でも社会にでると当たり前のように「書く力」、「文章力」が問われます。必要とされます。
そんな社会を生きていくために、パパっと1度集中して学んでみませんか。私は学びたいと思いました。何度も読み返して実践していこうと思います。
一度「文章力」を手にすれば、それは一生使える技術であり、財産です。そして書くことにより視野が広がり、思考も深くなります。「よしっ!いっちょ学んでみようか!」と思った方はぜひ!

 

 

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トヨタで学んだ「紙1枚!」にまとめる技術  浅田すぐる

私がビジネス書に興味を持つきっかけをくれたの本の中の1冊です。2015年2月に出た本書を何気に蔦屋書店で購入。読んだあと「これは役立つかも!」と思い、さっそく本に書かれていることを実践。すると仕事で報告書を書くことから効果が出始めました。この本のおかげで今ではプレゼン資料やプロジェクトの管理を任されることが多くなりました。忙しくなったのはしんどいけど、この本が無かったらもっとしんどいサラリーマンだったと思います。実に実践的なビジネス書です。

 

トヨタで学んだ紙1枚にまとめる技術

会社で「理解・共感・信頼してもらえない」、「認めてもらえない」、「選んでもらえない」といった悩みをもっている社会人のみなさんにお薦めです。またこれらの原因である「頭のゴチャゴチャの整理」、「論理的な思考」、「理解・共感・信頼感を通じた伝わるコミュニケーション」の能力をカイゼンしたい方には打って付けの本です。

 

著者は大学卒業後トヨタに入社し、トヨタ独自の1枚仕事術を習得。「1枚」による目標達成と時間短縮の両立を追求し、400時間越えだった残業時間をゼロにまで減らしました。その後、日本最大のビジネススクールであるグロービスへの転職を経て2012年に独立。企業研修や個別コンサルティングなどを通じて、これまで(当時)のべ1000名以上の受講者に指導を行っています。

 

トヨタの1枚」のベースにある3つのステップ

①考えるベースとなる情報を紙に「整理する」、②自分なりの ””考え” を紙に「まとめる」、③紙の内容を誰かに「伝える」この3つのステップが「紙1枚にまとめる」作業を動作として表せます。

 

著者は「動詞」を目に見える「動作」に変換する「動作化」の達人だと思います。よく会社では、「意識します・徹底します・検討します・改善します・・・」などなど、抽象的な動詞が飛びまくっています。こういう「動詞」を具体的でわかりやすい「動作」に落とし込むこと、落とし込む方法を著者は教えてくれます。しかも非常に方法はシンプルで実践しやすいのです。

 

例えば、「会社の方針を意識します」と会社ではよく聞くフレーズ、、、具体的に動作に落とし込むと何をすることか?という内容が具体例として本書に出てきます。答えは「方針を紙に書いて持ち歩き、すきま時間にチラチラ見る」となります。聞くとなんだそんなものか、と思うかもしれませんが、こういった抽象的なことを、具体的な動作に変えて ”できる”ことにするというチカラは、本書を読み終えてやってみると、そのスゴさ実感できます。

 

ポイントとして、

・「紙1枚にまとめる技術」は全部で10種類ほどありますが、その中で最も汎用性が高く、実践的な「エクセル1」と「ロジック2」という技術(型・道具)について詳しく説明している。

 

・「エクセル1」はすべての基本となる技術であり、①フレームを作る、②キーワード埋める、③考えを書き出すという3ステップだけ。

 

・書き出す作業には「時間制限」をかけたほうがよい。

 

・「エクセル1」でプレゼン資料やスピーチ原稿が簡単に作れる。しかもわかりやすくて論理的。

 

・仕事のできる人は「書類を見せながら、指をさす」という些細な動作を行っている。

 

・常に3つにまとめようとすることで、こちらが望む反応を返してもらえる可能性も一段と高まる。

 

・「ロジック3」の「What?」、「Why?」、「How?」をまとめた紙1枚で、誰でも論理的な資料が作れる。論理的に話せるようになる。

 

・「要約する力」、「抽象化する力」、「構造化する力」も同時に身についてしまう。「一言でいうと・・・」、「要するに・・・」と言うのが得意になる。

 

・「エクセル1」と「ロジック3」があれば、簡単な動作でほぼ何でも考えを整理できる、まとめることができる、伝えることができる、そして伝わる。仕事で結果が出る。

 

著者はトヨタ時代に業務として「トヨタのホームページ管理人」を担当。その際に、この「紙1枚にまとめる技術」を使い、シンプルなサイトへのカイゼンを実現し、企業サイトランキングで日本一を獲得しています。発刊された2015年には、「年間ベストセラーランキング」でトップ10入りもしています。

 

著者はトヨタ時代のころから、「それってどういう意味なんだろう?」、「具体的な行動をとるとすれば、こういうことかな?」など、日々考えていたとのこと。ちょっと ”クセ” の強い社員だったと思います(笑)。その "クセ" のおかげで、本当の意味で「使える」ビジネス書を書くことができたのだと思います。

 

すぐに頭の中がゴチャゴチャになってパンクしそうになったり、考えを整理したくてもやり方がわからなかったり、資料をつくるのが苦手だったり、伝えることが下手だったり、提案が通らないことが多かったり・・・そんな方に特効薬になるおススメの本です。特効薬だけどずっと使えます。

 

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トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術

 

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トヨタで学んだ「紙1枚! 」にまとめる技術[超実践編]

トヨタで学んだ紙1枚にまとめる技術超実践編

 

 

 

「よい製品とは何か」スタンフォード大学伝説の「ものづくり」講義 ジェイムズ・L・アダムズ

製品が良い、悪いという見方や感じ方は人それぞれだと思う。でもこの本を読むと「そんな見方もあったのか」と大きな気づきを得ることができた。著者は「製品にたいして、なぜか当たり前のように日常の不便さをみんな我慢してる。どんな製品ももっとよくできる!」と述べています。なにを「よい」とし、どうすれば「もっとよくできるのか」という著者の熱意が伝わってくる面白い1冊です。

よい製品とは何か

この本はよくある「技術書ではない」です。だから公式や材料の性質、力学や電気、そして信頼性などのテーマは取り上げられていません。今すぐ使えるテクニックも載っていません。

「よい製品をつくりたい!」という ”やる気” を起こさせてくれる本です。そしてこの本の内容を実践で活かすには、「考えて練習することが必要」と書かれています。ですので、設計・開発・品質管理・製造など、 ”ものづくり” にかかわる人で、「考えてみよう」 と思った方にとっては、とても気づきの多い本で、本棚に置いておきたい1冊になると思います。

 

著者は、カリフォルニア工科大学で理学士号、スタンフォード大学大学院で工学博士号を取得。

一時期、米国空軍に勤務して企業数社で設計や開発の仕事を経験、その後博士課程を修了しています。「究極の品質を目指した会社(ジェット推進研究所/JPL)や、そうすべきなのにそうしなかった会社(ゼネラルモーターズ)」でエンジニアとして働き、常に品質問題に向き合ってきたその道の専門家です。

 

この本では、製品品質のカギを握る領域を7つ紹介し、1つ1つ丁寧に説明されています。その7つとは、

「①パフォーマンス・コスト・価格」、「②人になじむ製品」、「③クラフツマンシップ」、「④製品、感情、欲求」、「⑤美・エレガンス、洗練」、「⑥象徴性と文化的価値観」、「⓻地球という制約」です。

やっぱり普通の ”ものづくり本” ではないと思われるところです。①は数字で表したり比較したりできそうですが、その他は人の感性というか右脳というか、量で表しにくいものだと気づきます。

ですが、数字で検討できる品質は ”もちろんのこと” 、これら7つの要素をもっと真剣に考えてものづくりをしないと「よい製品」にならないということなのです。

 

ポイントとして、

・現状の製品は改善の余地だらけである。

 

・製造品質と同様に、全体品質も劇的に高めることができるだろうか。今までの取り組みで使われてきた手法を用いて高めることはできるのだ。

 

・偏ったせまい考えと慣習が品質の向上を  ”さまたげ ている”。

 

・パフォーマンスには、信頼性、耐久性、サービス性、メンテナンス性などの要素が含まれる。なぜなら不具合が起きれば、直接生産者の落ち度によらなくても、製品性能に対してマイナスイメージとなるからだ。

 

・パフォーマンスを定量化するのは重要だが、「多ければいい」というものではない。

 

・人と製品の適合には4種類ある。

 それは①身体、②感覚(視覚、聴覚、嗅覚など)、③知覚(脳と機械インタラクション/相互作用)、④複雑なシステムが原因で起こる問題 である。

 

・クラフツマンシップとは、格別にいいものをつくるためのプロセスであり、細部へのこだわり、丹念、そして誇りである。手作業のものならわかりやすいが、現代の工業製品においてはどう扱うか?

 

・人間には誇れる認知能力が備わっているが、製品品質を評価する際には、感情の影響をかなり受ける。

 

・およそどんな欲求も人の思考に大きく作用する可能性があり、その欲求を満たすための製品を考え出すヒントになり、そのプロセスの結果、いい感情が生まれる。

 

・一般的に工学系の大学やビジネススクールは、美学やエレガンス、洗練といったことをもっと教えるべきである。そしてそれらを身につけるに、もっと他社や関係するあらゆる製品に実際に触れることも重要である。

 

・ものをつくる企業は、自社製品が何を象徴するのかを理解し、それが顧客に合っているかどうか確認しなければならない。象徴性は時とともに変化するからこそ。

 

・簡単に欠点や欠陥が見つかる製品が多いのは、大量生産という今のシステムに内在する妥協のせいか。

 

・残念ながら工業製品は、その存在、製造、使用を通して、我々地球上の人類の生活の質をゆっくり(あるいは突然)悪化させるか、場合によっては破壊してしまうおそれがある。しかし、自分たちの環境を守り、改善し、人間が地球上で持続的に生きていくために努力すれば、より良い製品、より良い生活をつくるチャンスはある。

 

著者は、スタンフォード大学で機械工学、プロダクトデザイン、創造性とイノベーション、製品品質、技術の本質など他分野にわたって教鞭をとり、指導者に与えられる賞を数多く受賞されています。大学で教鞭をとる前のJPL(ジェット推進研究所)では、最初の月・金星・火星探査機の設計にも携わった凄い技術者です。

大前研一氏監修の有名な本「メンタル・ブロックバスター」(プレジデント社)の著者です(原書名「Conseptual Blockbusting」)。

 

ものづくりに関する本は、設計・開発から製造・メンテナンスまで、世の中にたくさんあります。ありすぎて、どれを読めばいいのかわからなくなる時もあります。

でもこの本に関しては、たぶん同じような本はあまりないと思いました。製品の品質について、よい品質について、この角度から書かれた本は貴重だと思います。科学技術や数学・物理など簡単ではないですが、数値化できないようなものほど、より深く、より難しいと感じます。その難しいものをどう扱っていけば「よい製品」になるか。そもそも「よい製品」とはどんな製品なのか。この本は読むたびに発見があり、よいものを作りたい!と本当に刺激されます。

 

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よい製品とは何か(スタンフォード大学伝説の「ものづくり」講義)

 

メンタル・ブロックバスター(プレジデント社)について詳細を見る

「メンタル・ブロックバスター」―知覚、感情、文化、環境、知性、表現…、あなたの発想を邪魔する6つの壁

 

 

「『超』入門 失敗の本質」 鈴木博毅

1991年8月に出版されて今もアマゾン戦略・戦術部門で1位(2018年6月現在)を維持している名著「失敗の本質」を当時読みましたが、難しくて結局読んだという満足感だけで終わっていました。。。

しかし!この本に出合えて本当に幸運でした。現代日本の問題と太平洋戦争中の日本軍とを重ね合わせ、仕事で役立つ示唆や洞察を整理し、23のポイント、7つの視点から読み解いています。

「日本人は今こそ、過去の失敗から学ばなければならない」。

この文にビビッときた方にはぜひ読んでいただきたい1冊です。

失敗の本質

ビジネスの最前線が抱える問題の深刻さを上司が正しく認識できず、「上から」の権威を振り回し、最善策を検討しない。部署間の利害関係や責任問題のゴマカシが優先され、変革を行うリーダーがいない。組織が環境の変化に適応できていない・・・そんな会社・組織で働いていて、何とかしたいと思っている最前線にいるビジネスマン、またはそんな部下を動かしたい管理職の方が読まれると、実践で使える”本当の考え方”が身に付きます。

また、「失敗の本質」をこれから読もうと思っている方、または私と同じように一度読んだけど、あまり理解できず、役立ちそうな示唆や洞察を得ることができなかった方には非常に価値ある本だと思います。この本を読んでから「失敗の本質」を読む(再読する)ことをおすすめします。

 

「失敗の本質」は大東亜戦争(太平洋戦争)で露呈した日本的組織の弱点を指摘する、極めて鋭い示唆を含んでいますが、究極の目標は、私たちが直面する「時代の転換点」を今度こそ見事に乗り越えて、新たな繁栄をつかむことだ、と著者である鈴木氏は述べています。

著者はコンサルティング会社に勤務後、2001年に独立。戦略論や企業史を分析し、負ける組織と勝てる組織の違いを追求しながら、失敗の構造から新たなイノベーションへのヒントを探ることをライフワークとしている、まさに「失敗の本質」の専門家です。

 

大東亜戦争においても、物量や技術力の差は敗因の1つですが、失敗の本質そのものではありません。真の要因は「日本的な思考法」、「日本人特有の組織論」、「日本的なリーダーシップ」にあると考えられます。「なぜその思考法では、なぜその組織論では、なぜそのリーダーシップでは勝つことができないのか?」

その理由と正しい考えを23のポイントから得ることができます。

 

約70年前の日本軍が抱えていた多くの問題や組織にある根深い病(やまい)と、現代の私たちが直面している新たな問題。両社に「隠れた共通の構造」があることを見抜くことが、この本で一気にできるようになります。そして会社・組織で使えます。なぜなら日本の会社・組織は未だにその病から完治していないからです。

 

ポイントとして、

「戦略」・・・勝利につながる「指標」をいかに選ぶかが重要である。性能面や価格で一時的に勝利しても、より有利な指標が現れれば最終的な勝利にはつながらない。

(この指標の考え方なんかは、以前紹介した「4DX」や「戦略を実行できる組織、実行できない組織」に通じるところがかなりあります)

 

「思考法」・・・日本は1つのアイデアを洗練させていく練磨の文化。しかし、閉塞感を打ち破るには、ゲームのルールを変えるような、劇的な変化を起こす必要がある。

 

イノベーション」・・・イノベーションとは、支配的な指標を差し替えられる「新しい指標」で戦うことである。同じ指標を追いかけるだけではいつか敗北する。家電の「単純な高性能・高価格」はすでに世界市場の有効指標ではなくなった。

 

「型の伝承」・・・日本軍と米軍の強みの違いが、大東亜戦争の推移と勝敗を決定した。「型の伝承」のみを行う日本の組織が「勝利の本質」を伝承できていないことで、強味を劣化・矮小化させて次世代に伝えている。

 

「組織運営」・・・あなたが「知らない」という理由だけで、現場にある能力を軽蔑して見てはいけない。優れた点を現場に見つけたら自主性・独立性を尊重し、最大・最高の成果を挙げさせる。

 

「リーダーシップ」・・・愚かなリーダーは「自分が認識できる限界」を、組織の限界にしてしまう。逆に卓越したリーダーは、組織全体が持っている可能性を無限に引き出し活用する。

 

「メンタリティ」・・・「空気」とは体験的学習による連想イメージを使い、合理的な議論を行わせずに、問題の全体像を1つの正論から染め上げてしまう効果を持つ。議論の影響を明確にし、意図的な「空気の醸成」が導く誤認を打ち破る知恵を身につけるべき。

(7つの視点それぞれから、各1つずつだけポイントを抜粋しました)

 

慶応義塾大学総合政策学部を卒業し、ビジネス論、組織論、マーケティングコンサルタントを専門にしている著者。数々の大企業や優良企業の顧問を務め、わかりやすく解説する講演や研修は好評を博している。そんな組織や戦略のプロが解説する日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ。これからの社会を生き抜く経営者やビジネスマンには必読だと思います。

 

名著「失敗の本質」が出版されてから30年近く経ちますが、本書が出版されたのが2012年。なんと「失敗の本質」出版後約20年。それだけでこの2つの本にどれほどの価値があるのかがわかります。

 

大東亜戦争勃発後、躍進を続けた日本軍が、終戦前わずか4年ほどで一気に敗戦に陥った日本軍。高度経済成長を遂げて世界進出した日本が1990年代から世界経済危機などの影響で一気に失われた20年の時代へ。この共通する明暗、共通する構造。少しでも興味が出たら読んでおいて損はしない1冊です。ぜひ「失敗の本質」を読む前に。

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「超」入門 失敗の本質 日本軍と現代日本に共通する23の組織的ジレンマ

 

 

 

「実行する技術 4DX」  竹村富士徳

以前、ショーン・コヴィー氏らの著書「戦略を、実行できる組織、実行できない組織」について紹介させていただきましたが、個人的にもっと知識を根付かせたいと思い、この本を手に取りました。西岡壱誠氏の著書「東大読書」にもパラレル読みが紹介されていましたので、さっそく実践!になりました。

 

「戦略を、実行・・・」では、4つの規律(4DX)をもちいて、チームや組織において、戦略や目標をどうしたら実践できるのか、ということが非常にきめ細かくに書かれていました。

実行する技術 4DX

対して、この本は、実際にフランクリン・コヴィー・ジャパンで働かれている日本人である著者によって書かれたもので、いい意味でより大局的に「”4つの規律”のエッセンス」を学ぶことができ、日本で働くビジネスマンにとってより頭に入りやすい内容になっています。また著者は「7つの習慣」との関係性も本文で説明してくれています。

 

「戦略を、実行・・・」はちょっと重たいな・・・と思う方や、とりあえず4DXの内容を知りたいと思う方、また超ベストセラー「7つの習慣」を読まれてフランクリン・コヴィー・ジャパンに興味をもった方にお薦めの1冊です。

 

「人」に焦点をあて、人格と能力の両立を目指すパラダイムとマインドをおしえてくれる「7つの習慣」を読んだり、セミナー研修を受けたりしたことのある方は多いと思います。そして感激したり、目が覚めたり、人生のバイブルにしようと”決意”された方も数えきれない程おられると思います。

 

しかし読後や研修後の”決意”がどこかへいってしまう人もまた多いと、著者は打ち明けています。やらなければならないことは頭ではわかっていても、日々の忙しさに時間を奪われ、本当に実行しなければならない重要なことが実行できない。。。

そんな方にはまず本書を読んでいただきたいです。これならできそう!と思えるように、とても丁寧に順序だてて「実行する技術」の説明と実践方法が書かれています。

また本書には、より一層理解が深まるように映像特典がついています。(本文に掲載されているURLかQRコードで視聴できます!)

 

著者は旧フランクリン・クエスト社の日本法人に入社し、経営企画、経理全般、人事、プランナー関連商品の開発、販売、物流など多岐にわたって担当し、売上アップ、利益改善に大きく貢献されました。

そしてコヴィー・リーダーシップ・センターとの合併に伴い、フランクリン・コヴィー・ジャパン株式会社にて28歳の最年少で取締役に就任。2000年には取締役副社長に就任し、現在に至ります。

 

ポイントとして、

・課題は戦略の優劣よりもその戦略をいかに実行するかという点にある

 

・重要性もなく些細なことばかりしか実行されていない

 

・私たち個人個人が、現状を維持するための日常業務(ルーティーン業務)の中においてさえ、卓越した成果を生み出すための規律、プロセスが必要。

 

・実行のプロセスを身につけ、習慣化することができれば、それは、あなたや所属するチームの文化となり、常に思い描いた成果を得続けていくことができる。

 

・目標の立て方と時間管理の仕方に問題がある。

 

・目的 → 目標 → 計画→ 行動 のプロセスが重要なわけ。

 

・実行できない理由は日常の仕事に潜む「竜巻」が原因。

 

・「竜巻」があると認識したうえで、いかに私たちが言っていることとやっていることを一致させていくか。

 

・「7つの習慣」を生かす「4つの規律」→フォーカス、」レバレッジ、エンゲージメント、アカウンタビリティ

 

・竜巻が吹き荒れるさなかにあって、「7つの習慣」でいう第Ⅱ領域(重要だが緊急でないこと)の活動の中に入り、違った結果を得るために、違ったことをやり続けていくことができるように、目的から実行というものをアライメント(一致・約束)をとって結びつけていく、これこそが「実行の4つの規律 ゴール・アライメント」である。

 

・結果を出せない理由とは、①目標がそもそもわかっていない、②目標に対して何をやったらいいのかわかっていない、③自分自身で意識を高く維持できない、④結果がどのような状況になっていて、どの程度果たしているのかを確認できていない。

 

20年以上「7つの習慣」を、書籍、セミナー、研修、読書会、講演会などを通して多くの人に提供し続けてきた著者だからこそ、ここまでわかりやすく、「7つの習慣」ともリンクさせながら「実行する技術」を説明できる人はいないと思います。組織やチームなどの「人」を「動かしたい」、「行動させたい」、「実行させたい」と思っている方、しかもメンバー間のチームワークや協調性を高めながら「成果を出したい」と考えている方には本当におすすめの1冊です。

 

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「7つの習慣」×「実行の4つの規律」=確実な成果 「実行する技術 4DX」 もう計画倒れしたくない個人のための目標達成メソッド

 

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完訳 「7つの習慣」 人格主義の回復